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白河バイパス全通へ

 福島県は2022年12月7日(水)、白河市で整備を進めていた国道294号「白河バイパス」のうち2.1km区間が来年2月4日に開通すると発表しました。


白河バイパスの開通区間を市街地側から望む。南湖公園を抜ける(画像:Google)。

 開通するのはJR白河駅の東側と、市街地の南側の計2か所。これにより同バイパスは東北道 白河中央スマートIC付近から国道289号までの4.1kmが全線開通となります。今回の区間は、江戸時代に白河藩主の松平定信が築造した「日本最古の公園」とされる南湖公園の下を南湖トンネルで貫きます。

 城下町白河は、「クランク状の曲がり角が多く、歩道幅も狭いなど、安全確保や慢性的な渋滞の解消が課題」だったといいます。バイパスは中通りと会津地方を連絡する役割もあり、1995(平成7)年度から整備が進められてきました。

 福島県は「白河市内の骨格をなす本バイパス開通により市内の混雑解消や地域活性化、広域的で安定した物流の確保などが図られるものと期待しております」としています。


※一部修正しました(12月12日15時15分)。