まさか組み立て作業が見られるとは…。

客室上部に設置

 長距離を飛ぶ旅客機には、客室とは別の場所に、乗員が休息をとるために設けられた「クルーレスト」という部屋があります。ここは少なくとも日本では、乗員や航空会社のスタッフ以外が立ち入ることはほとんど許されていません。そのようななか、アメリカの航空機メーカー、ボーイング社の公式SNSアカウントが、旅客機「787」の「クルーレスト」の設置シーン、ならびにその内部を公開しています。


中部空港に寄贈されたボーイング787型機の初号機「ZA001」(2019年、乗りものニュース編集部撮影)。

 ボーイングによると、787のクルーレストは客室の上部に位置。乗務員5名を収容可能なスペースやパイロット用のスペースが配置されているとのことです。

 担当者は「クルーレスト」の設置作業について、「ツリーハウスを建てるようなものだ」とコメント。また、この部分の組み立てで使用される部品は、787の組み立て部品のなかでも最大クラスの大きさをもつそうです。同氏は「一緒に飛行機を飛ばす仲間(乗員)のためにも高い品質の組み立て作業を実施している」としています。

【映像】快適そう…でもデカい! 「クルーレスト」設置や内部(57秒)