メキシコ・アメリカツアーを終えバルセロナの空港に帰ってきたジャンルカ・ザンブロッタが、エスパニョールファンのタクシー運転手に乗車を拒否されたという珍事件に、各国のメディアも飛びつき、「ザンブロッタ、バルセロナで差別に遭う」などというタイトルを銘打ち、これを報じている。

ポルトガル日刊紙‘'Record’紙は、「エスパニョールファンのタクシー運転手、単にバルセロナの選手であるというだけで乗車を拒否」と伝える他、「ザンブロッタ、バルセロナとエスパニョールのライバル関係を肌で感じる」とブラジルのウェブサイト‘Diario do Grande’が銘打ったようにバルセロナとエスパニョールにある強いライバル関係に結びつけた報道も多かった。

また、ザンブロッタの母国イタリアでは、「ザンブロッタ、エスパニョールのティフォージ(サポーター)に乗車拒否される」と‘Corriere della Sera’紙などが報じている。

ライバル関係が生んだ思わぬ珍事件。バルセロナでバルサの選手になるのも大変というところか。

なお、乗車拒否をしたタクシー運転手だが、正式な許可を受けているタクシーが個人的な理由で乗車を拒否するのは条例によって禁止されていることから、近々罰金が課せられるということだ。