激戦のジャパンC。美女馬券師が「気になる」と警戒するのは凱旋門賞をパスして来日した外国招待馬
美女馬券師のGI最終決断
守永真彩〜ジャパンC編
もりなが・まあや/『日曜レース展望KEIBAコンシェルジュ』(グリーンチャンネル・土曜日19時30分〜)にアシスタント秘書としてレギュラー出演中。『アプリ デイリー馬三郎』では予想コラムを連載。「楽天競馬」のイメージキャラクター。母親は女優の白石まるみさん
◎ダノンベルーガ
◯ヴェラアズール
▲シャフリヤール
☆シムカミル
△ヴェルトライゼンデ
△ハーツイストワール
△テーオーロイヤル
△ボッケリーニ
△ユーバーレーベン
守永真彩です。11月も終わりに近づき、少しずつ寒さを感じるようになりましたが、本日11月27日は、そんな寒さを吹き飛ばすほど、熱い一日となりそうですね!
なんといっても、お昼にGIジャパンC(東京・芝2400m)! 夜にはサッカーワールドカップの日本戦があります! 盆と正月が同時に来たような、お祭り気分です♪ どちらも国を超えたスポーツ選手たちの戦い。今日は思いっきり応援して、観戦の一日を楽しみましょうね♪
さて、今年のジャパンCは「〇強」という言葉では表せられないほどの混戦模様。それぞれの馬に推したいポイントがあり、馬券を絞るのが難しそうです。
私の本命はダノンベルーガ。ジャパンCは5年連続で3歳馬が馬券に絡んでいるレース。過去10年を振り返っても、3歳馬は連対率29%とトップとなります。今年出走する日本馬のなかで3歳馬はダノンベルーガのみとなれば、注視せざるを得ません。
前走のGI天皇賞・秋(10月30日/東京・芝2000m)では大逃げを打ったパンサラッサを捕えきれずに3着となりましたが、上がり時計は32秒8と、勝ったイクイノックス(上がり32秒7)にひけをとらない末脚を見せました。
先週のGIマイルCSでも3歳馬のセリフォスが制したように、秋のGI戦線では3歳馬の活躍が目立ちます。前走の激走の疲れが残っていなければ、ここでも好勝負は必至でしょう。
ダノンベルーガは今年のGI日本ダービー(5月29日/東京・芝2400m)で4着という結果でしたが、昨年のダービーの勝ち時計よりも速いタイムで入線しています。ちなみに、昨年のダービー馬シャフリヤールは、昨年のジャパンCで3着。それを考えても、馬券の軸にしたくなります。
対抗はヴェラアズール。異色の経歴を持つ大器晩成型の馬で、ダノンベルーガが優等生だとしたら、対極にいるような馬かな? と思います。ただ、個人的にはこういう馬が大好きなんですよね。
デビュー前から脚元に不安を抱えていたそうで、初出走は3歳の3月20日と遅めのスタートでした。ダート1800m戦を中心に使われ、デビューから3戦連続2着と惜しいレースを続けて、5戦目にして勝ち上がりました。
その後もダート戦線で堅実に走っていましたが、今年の3月19日、デビューからちょうど2年の時を経て初めて芝の、2勝クラスの淡路特別(阪神・芝2600m)に出走。しかも、この馬にとって一気の距離延長となる2600m戦でした。
どうなるのかな? と思って見ていたら、直線に向いて馬群を抜け出すと、外から追ってくる馬を振りきって完勝! 周りも驚くほど、強い競馬を見せてくれました。
その後は芝のレースを走って、5戦すべてでメンバー最速の上がりをマーク。前走ではついに、GII京都大賞典(10月10日/阪神・芝2400m)で重賞勝ちを決めました。
ひと言で言うと、「面白い馬だなぁ」と私は思います。こういう馬って応援したくなりますし、私自身が優等生ではなかったので(笑)、こうした特異な馬にはつい惹かれてしまうんです。「他の人がうらやむようなすばらしい履歴書を持っていなくても、ちゃんと勝負できるんだ!」と、勇気をもらえる気がするんですよね。GIでも活躍する姿を見たいです。
▲はシャフリヤール。昨年のジャパンCの3着馬。前走の天皇賞・秋は5着でしたが、休み明けを叩いた今回は、さらなる上積みが期待できます。ここ2戦は58kgの斤量を背負っていましたが、今回は57kgと1kg軽くなるのも魅力です。
今年に入って、ドバイ、イギリス、日本と、3戦それぞれ違う国でコンビを組んできたのは、今回も手綱をとるクリスチャン・デムーロ騎手。短期免許騎手の騎乗とはいえ、いわゆる短期免許騎手への乗り替わりとは違います。人気になると思いますが、陣営がこのジャパンCを勝ちにきているのをヒシヒシと感じますから、怖い存在です。
海外からの出走馬のなかでは、☆シムカミルに目がいきます。前走のGIIニエル賞(9月11日/フランス・芝2400m)では、今年のダービー馬ドウデュースを抑えて快勝。その後、馬場が異なるフランスと日本にあって、走り慣れたフランスのGI凱旋門賞ではなく、ジャパンCを選択したことも気になります。
斤量55kgで走れるのもプラス材料ですし、初の海外遠征で「輸送はうまくいった」というコメントが陣営から出ていたことも好印象。あと、実は私、この馬を管理するステファン・ワッテル調教師の娘さんと知り合いなんです(笑)。なので、素直に応援の気持ちも入っています。
今回の印は以上のようになりましたが、ここ最近スポルティーバで予想したレースでは惜しい状況が続いているんですよね。前回のエリザベス女王杯では、◎のウインマリリンが2着。前々回の天皇賞・秋では、◎のイクイノックスが1着で、☆のパンサラッサが2着。予想した馬が来てくれているのですが、馬券が難しい......。そろそろ大きな当たりを出したいところです。
【推奨馬券】
◆単勝・複勝=(1)
◆3連複フォーメーション(19通り)=1頭目(6)(14)(15)、2頭目(6)(14)(15)、3頭目(1)(3)(6)(10)(13)(14)(15)(17)(18)