サラゴサがバルセロナのアルゼンチン代表FWハビエル・サビオラ(24)獲得に再び興味を示していると‘SPORT’紙が報じた。

サラゴサは、昨年もサビオラ獲得に興味を示していたが、その値段の高さ(移籍金600万ユーロ(約8億8000万円)、年俸350万ユーロ(約5億円))から獲得を断念していた。その状況は今年も変わっていないが、サラゴサはサビオラの獲得を諦めてはおらず、サビオラが年棒ダウンに応じてくれる可能性に懸けているようだ。

バルセロナのメキシコ・アメリカツアーにも参加し、ツアー中2得点をマークしたサビオラだが、ライカールト監督は頑なまでにサビオラを戦力外とみなしており、バルセロナに彼の居場所はない。最終的に移籍先が見つからない場合は、バルセロナの選手として登録され、背番号も与えられるが、それはあくまでも最終手段でしかない。プレーおろかベンチ入りの可能性さえ少ない状況は容易に想像できる。

そのサビオラに興味を示しているサラゴサは、今夏、MFアンドレス・ダレッサンドロ(25)、MFパブロ・アイマール(26)を獲得しており、もしサビオラの移籍が実現すれば、アルゼンチンから遠く離れたサラゴサの地でリーベルホットラインが生まれることになり、これまでのカウンターサッカーとは違うスタイルを見ることができるかもしれない。

依然クリアにならないサビオラの移籍問題。そして残された時間は少ない。