【BCフィリー&メアSP】ビュイック「頑張って走ってくれた」チェーンオブラブは引退、繁殖へ
現地5日、キーンランド競馬場で行われた、ブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリントに参戦した日本のチェーンオブラブは10着に敗れた。同馬はこのまま引退し、アメリカで繁殖となる予定。
10着 チェーンオブラブ
W.ビュイック騎手
「スタート後、チェーンオブラブは自ら良いポジションを取ってくれました。日本やサウジアラビアと異なるアメリカの粘土質のダートのキックバックがこたえたようでしたが、最後まで頑張って走ってくれました。応援ありがとうございました」
小笠倫弘調教師
「10着という結果は残念でしたが、ここまで来る過程で多くの方の協力を得ながら順調にレースを迎えることができ、チェーンオブラブは全力を出し切ってくれたと思います。彼女はこのレースで引退し、このままアメリカで繁殖に入る予定です。良い仔を出してくれることを期待しています。ブリーダーズカップに送り出して頂いた前田幸治オーナー、チームノースヒルズの皆様、今回の遠征に協力頂いた関係各位、そして日本から応援して頂いたファンの皆様、本当に感謝しております。ありがとうございました」
レース結果、詳細は下記のとおり。
現地時間5日、キーンランド競馬場で行われた、ブリーダーズカップ・フィリー&メアスプリント(G1・3歳以上・牝・ダ1400m)で、日本から参戦したチェーンオブラブ(牝5・美浦・小笠倫弘)が、W.ビュイック騎手で出走し、10着に敗れた。勝利したのはアメリカのグッドナイトオリーブ(牝4・米・C.ブラウン)。勝ちタイムは1分21秒61。
後方のまま差し脚伸ばせず日本から参戦したチェーンオブラブは10着に敗れた。道中は後方3、4番手を追走。ハイペースで進む隊列の後方ラチ沿いから前を伺ったが、勝負どころでは既に手応えは怪しく、追走で手一杯のまま、差し脚伸ばせず流れ込むように入線した。2月のサウジアラビア、3月のドバイに続いて、積極的に海外遠征に取り組んだが、ここで好結果を出すことは出来なかった。