蒲蒲線実現へ向け三セク「羽田エアポートライン株式会社」設立 大田区&東急電鉄が出資
将来的には西武線や東武線との直通も目指すそう。
蒲田〜多摩川間を結ぶ東急多摩川線。新空港線(通称:蒲蒲線)は同線の矢口渡駅付近から京急空港線の大鳥居駅を目指す(2015年2月、大藤碩哉撮影)。
東京都大田区および東急電鉄は2022年10月21日(金)、新空港線(通称:蒲蒲線)の整備主体となる第三セクター「羽田エアポートライン株式会社」を10月14日(金)に設立したと発表しました。
同線は、蒲田駅をまたいで東急線と京急空港線をつなぐ新線として、矢口渡〜蒲田〜京急蒲田〜大鳥居間での事業化を目指しています。事業内容は鉄道事業法に基づく第三種鉄道事業などで、資本金は2億9500万円。出資比率は大田区が61%、 東急電鉄が39%です。代表取締役社長には、大田区副区長の玉川一二氏が就任しました。
晴れて開業すれば、東急東横線や東京メトロ副都心線も介し、東武東上線や西武池袋線との相互直通運転を予定。国際競争力強化の拠点である渋谷・新宿・池袋や、東京都北西部・埼玉県南西部と羽田空港とのアクセス利便性向上が期待できます。