所要11時間の「キング・オブ・昼行バス」も名称変更 弘南バス首都圏線“ブランド統一”へ
「パンダ」がくっつきます!
青森〜首都圏線 ブランド名を2つに
青森〜東京を10時間50分かけて走る日本最長の昼行バスも名称変更です。弘南バスは2022年10月17日、青森県〜首都圏各線の路線愛称を変更し、ブランド統一を図ると発表しました。12月1日に実施されます。
日本最長の昼行バス「スカイ号」も名称が変更される。ただし現在運休中(中島洋平撮影)。
弘南バスは1986(昭和61)年に弘前と東京のあいだで夜行「ノクターン号」を運行開始、これは夜行バスのパイオニアのひとつとされています。また2005年には4列シートで割安な「パンダ号」の運行も始めました。ほかにも、「ラ・フォーレ号(後の“津輕号”)」「スカイ号」「アップル号」「えんぶり号」といった路線ごとの愛称がつけられてきましたが、今回、「ノクターン号」「パンダ号」をニ軸とする名称変更を行います。
グレードの高い3列シートの路線が「ノクターン号」シリーズ、割安な4列シートの路線が「パンダ号」シリーズとして整理されます。青森・弘前〜新宿・東京駅線「津輕号」は、「ノクターン・ネオ号」に、前出した日本最長の昼行便、青森・弘前〜上野線「スカイ号」は「パンダ号スカイ線」に変更となります。
理由は、発着地と車両タイプの組み合わせが一通り揃ったためだそう。「ノクターン号」「パンダ号」の名称は、青森県出身者に最も定着しているといいます。
運賃は「ノクターン号」シリーズが6500〜11000円、「パンダ号」シリーズが4500〜9000円です。12月1日から15日までの発着便は記念価格として、前者が5000円(金土日祝5500円)、後者が4000円(同4500円)となります。
弘南バスの青森県内〜首都圏線は、季節運行の「パンダ号八戸線」を含めると、最大7往復に。ただし、前出した昼行の「スカイ号」(パンダ号スカイ線)は現在運休しています。