40代賃貸暮らしが「買ってよかったもの」4つ。狭いキッチンでも大活躍
年齢を重ねると、「ものを手放す」ことを意識する人は多いですよね。ただ、自分の暮らしをラクにするために便利なアイテムを取り入れることもときには必要。そこで今回は、現在40代のライフオーガナイザー・高田舞子さんが実際に「暮らしに取り入れてよかった」と思う4つのアイテムを教えてもらいました。
40代、買ってよかったキッチン愛用品
毎日の台所仕事を手伝ってくれる、私の愛用品を紹介します。
●青森産ヒバの丸いまな板
わが家は賃貸暮らしの転勤族。引っ越した新居のキッチンは2100サイズで、前居から45センチも小さくなりました。作業台がその分狭くなったので、引っ越しを機に以前から気になっていたまな板を購入しました。
それは、丸いまな板。選んだ理由は、少しでも作業台を有効に使いたい! と思ったから。ですが、丸い形状を使っている人は周りにおらず、参考になる口コミもありません。購入には慎重になりましたが、結果、とても使いやすくて大満足しています。
まずなにより、省スペース。面積の有効活用ができます。
一般的な長方形のまな板でも場所を使い分けて食材を切ることはできますが、手前と奥で使い分けるほどの奥行サイズはありません。この点、正円状だと板をくるっと回転させるだけで次の工程に移ることができます。
その形状から自立は難しいので、使わないときはスタンドを使っています。
●やまほん陶房の陶器のおひつ
伊賀市に工房を構える、やまほん陶房さんの「めしびつころりん」は、多孔質の陶土がご飯の水分を程よく吸湿してくれるので、おいしいまま保存できるアイテム。
1日おきに2日分を鍋で炊飯します。食後、翌日分のご飯は陶器のおひつに入れ替えて保存します。粗熱がとれたご飯を入れたら蓋をして、寝る前に冷蔵庫へ。涼しい季節は常温のままキッチンの片隅に置きっぱなしにしていますが、夏は冷蔵保存が鉄則です。
翌日食べるときはそのまま電子レンジで温めます。レンジが使えるのも決め手でした。炊きたてのようなできあがりだし、ラップも不要!
中身が空の場合も、棚にしまうことなく定位置はレンジの上。コンパクトですし、出しっぱなしでも絵になるたたずまい、手放せない愛用品です。
●手のひらサイズの包丁研ぎ器
コンパクトでスタイリッシュな包丁の研ぎ器はGLOBALのもの。
これまでは、包丁の切れが悪くなると夫に研いでもらっていましたが、自分のタイミングでできないことや、都度頼むことにストレスを感じていました。
自分で研ぎ作業をするか、スーパーなどの包丁職人コーナーに持っていくか悩んでいたとき、雑貨屋で見つけたGLOBALの研ぎ器に一目ぼれ。
使い方はいたって簡単、包丁の根元から10回程度研ぐだけ。時間はたったの30秒。それだけで、切れ味が格段に変わります。頻度などのルールはなく気が向いたときにやる程度ですが、刺身とカボチャを切る前には必ずやります。
サイズも10センチほどなので、収納場所にも困りません。あわただしくキッチンに立つ毎日ですが、この一瞬は丁寧な気持ちになります。
●無印良品のシリコーンスパチュラ
文句なしの万能アイテムが、無印良品のシリコーンツール。
ほどよく硬く、ほどよくやわらかい、素材感が絶妙。食材を混ぜ合わせる際は、ボウルの側面までしっかりすくいとれますし、ハンバーグなどの焼き調理の際も食材を崩すことなくひっくり返すことができます。
ジャムやはちみつなど調味料をすくう際は、小さいサイズのジャムスプーンを。みそ汁づくりにも欠かせません。みそをすくうのにもちょうどよく、なお且つ、みそこし(同じく無印良品)でみそをこすにも絶妙な匙の大きさと硬さ。
台所仕事は毎日のこと。キッチンの作業効率は動線や収納の工夫で大きく変わりますが、アイテム選びも同じ。丁寧な暮らしは目指せなくても、お気に入りの道具を大切に使い続けたいと思います。