新米がおいしい季節です。ご飯をおいしく食べる方法はつねに追求したいもの。今回はESSEonline編集部の家電好き編集Oが最近購入した中で、とくにハマってしまった「バーミキュラ ライスポット」を紹介。おいしい土鍋ご飯をボタンひとつで炊けるという商品の魅力とは? その使い心地をリポートします。

話題のバーミキュラのライスポット。思わず衝動買いしたその実力

人気のホーロー鍋「バーミキュラ」に調理機能が搭載された「バーミキュラ ライスポット」。鍋炊きご飯が火を使わず、ボタンひとつでセットできるということで話題の商品です。見た目もスタイリッシュで、いわゆる“家電”っぽさがないのも魅力で、家電量販店に行った際にひとめぼれし、衝動買いしてしまったのです。

 

●炊飯器を手放し、導入!

もともとボロボロだった炊飯器を買い替えるか、どうするか悩んでいました。いっそ、手放して鍋でご飯を炊いたらどうか…いやいや面倒くさがってやらないんじゃないか? でもおいしいご飯は毎日食べたい…。そう思っていたところ、この商品との出合いでした。「目指したのは、世界一、おいしいご飯が炊ける炊飯器」というキャッチフレーズで、バーミキュラの鍋を理想の火加減で炊いてくれるという、待っていましたという逸品です。

バーミキュラの鍋はひとつひとつ職人さんが手づくりしているということで、入荷までになんと1か月かかってしまいましたが、無事手元に届きました。

到着と同時に、炊飯器は購入した家電量販店に下取りとして交換しました。内心、「本当に炊飯器手放していいの? また使いたくならないかな?」と不安なまま、別れを告げました。

 

●たったの2ステップで簡単な操作

ボタンひとつで鍋炊きご飯ができる…その期待を胸に、さっそくていねいに研いだお米と、分量どおりの水を鍋に入れます。

じつは…炊飯器を使っていた頃は、炊飯器の内釜ごとガッシガシお米を研いで、そのまま炊いていたんです。本当はよくないことをあとから知ったのですが、やはり内釜のフッ素コートは剥がれ落ち、何度か購入することになったわけです。さすがにバーミキュラをそんな雑な扱いをしてはいけないなと反省し、ちゃんとザルで研いだお米を入れました。

調理家電として最小限のボタン。でも、炊飯ボタンはわかりやすくあるので、炊く分量を選び、フタをして炊飯すればOK。え、たったの2ステップ? 簡単すぎます。
ちなみに、普通に炊飯すると、「自動浸水30分+炊飯30分」で1時間は必要。あらかじめお米を浸水しておいてる場合などは、早炊きモードにすれば急いでるときも安心です。ボタンさえ押せばあとはほったらかして待つだけなんです。

●ご飯がつやっつや。冷えてもおいしい

さて、炊飯時間が終わり、炊けていました! ほんわか炊きたてご飯ができました。

こういう贅沢なご飯は、豪勢なおかずなどいらないはず…! そのまま食べたいもの。そんなわけで、お決まりのひと口パクリ。う、うま…! かたさも申し分なし! 白米ってどうしてこんなに幸せな気分になれるのでしょうか。

炊飯中にささっとつくった、みそ汁と副菜。もう、よくぞ日本人に生まれけりです。ちなみに、冷えたご飯のおいしさにも目覚め、最近ではあえて冷ましてから食べるようになりました。

 

●憧れの焼きたてパンも、うまっ!

バーミキュラ ライスポットは炊飯だけにあらず。パンを焼いたり、煮込み料理をつくったり、なんでもできちゃうんです。そんなわけで、初めてパンをつくってみました。

実際に焼くのはオーブンレンジなのですが、バーミキュラ ライスポットの役目は、2度の発酵です。低温でじっくり発酵し、パンのタネを育ててくれて、できたら鍋ごとオーブンに入れて焼くだけなのです。夢の焼きたてパン…オーブンから出して「アチッアチッ」と言いながらすぐ食べたせいか、熱すぎて手と口の中をやけどしてしまいました。でも…これはハマるおいしさです。

ほかにも、煮込みやオイル蒸し、炒め物系もできちゃうので、かなり万能です。最初こそは、炊飯器より手軽さがないから、使わなくなってしまったどうしようかと思いましたが、毎日鍋を溺愛し、料理と向き合っている自分がいます。

 

●炊飯器をやめてよかったこと2つ

最後に、炊飯器を手放してよかったことをお伝えしたいと思います。

・保温しっぱなしをしなくなった

炊飯器のよさは保温機能があるところ。いつでもあたたかいご飯が食べられることが魅力でしたが、そこに甘えてしまい保温しっぱなしでいることが多かったです。バーミキュラ ライスポットの場合、保温機能はありません。でもそれがむしろよくて、あまったご飯はすぐに冷凍するようになりました。そうです、電気代の削減になるんです。

・お手入れがしやすい

いわゆる炊飯器は調理家電ということから、ほこりもつきやすく、丸ごと洗いもできないことから、お手入れが面倒でした。バーミキュラ ライスポットは、鍋は丸ごと洗えるし、調理機能部分はさっとふくだけでOK。ずっと清潔を保てるのが大きなメリットです。

もちろん昨今の炊飯器はどんどん改良され、筆者の使っていた古いタイプのものよりはずっとストレスがなくなっているはずですし、ご飯も格段とおいしく炊けるタイプも多いでしょう。それでも、「バーミキュラ ライスポット」を購入してよかったと思います。
気になる人はぜひ検討してみてくださいね。