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 元ブラジル代表FWロナウド氏は、オーナーとして立て続けに大きな成功をおさめることに成功した。スペイン2部レアル・バジャドリードにて1部昇格を果たしたそのわずか4ヶ月後には、同じくオーナーを務めるブラジル2部クルゼイロの1部昇格も達成。かつてブンデスリーガで活躍したジョルジーニョ監督率いるバスコ・ダ・ガマに、3−0で勝利を収めて名門クラブの2部時代を3年で終了させることができたのである。

 1976年にはインターコンチネンタルカップにてバイエルン・ミュンヘンに勝利、また1996年には第18回トヨタカップにてボルシア・ドルトムントに敗れるなど、伝統あるクルゼイロのファンたちはこの瞬間を5万9204人のファンたちが見守っており、そして29年前にここのユニフォームでプロデビューを飾った、4月に設立されたサッカー法人に大株主として加わった現オーナーは、陶酔した様子でピッチへと駆け寄ると「今日は栄光の日である」と高らかに宣言した。「ただまだ我々は引き続き、計り知れないほどの財政難に見舞われているがね」