止まらない円安…その影響は県内の飲食店にも表れています。

中区でアメリカ産牛肉を使うステーキ店は苦境に立たされています。

店の看板メニュー赤身の鉄板ステーキは150g1680円。実は7月に値上げしたばかりだそうです。

しかし円安が進む今、アメリカ産牛肉の仕入れ価格は跳ね上がる一方だといいます。

Q「7月に値上げしたときの仕入れ値は?」

ボトムステーキ広島八丁堀店 丹下利孝 店長「(1㎏)1800円ぐらい。今が(1㎏)2380円。円安の影響ですね」

Q「こういった時に込み入った話を聞いて恐縮なんですけど、どうやって利益を出していのですか?」

丹下店長「利益事態はメインの会社(グループ店)が出しているので、それを分配している。(ステーキ店の)利益は無い。売れたら売れるだけ赤字。最終的に(円安が進み)144円・145円になるとちょっと無理かな」

15日の円相場は1ドル=143円前後、ギリギリの状態です。

問題はアメリカ産牛肉だけではありません。油も値上がりしています。さらに、鉄板焼きの付け合わせに使う冷凍野菜までも値上がりしているそうです。

Q「7月に値上げした分で営業は成り立つんですか?」

丹下店長「成り立ってないです。(仕入れ価格が)どこまで上がるか僕らにもわからない。このままやっても商売はうまくいかない。(他の食材)方向性を変えるしかないのか…」

円安の影響はどこまで広がるのでしょうか。