唯一助かった児童の被爆体験 絵本「本川をつたえて」小学校へ寄贈 広島
小学6年生で被爆した女の子の体験をまとめた絵本「本川をつたえて」の贈呈式が本川小学校で行われました。
「それは突然のことでした。何の前触れもなく目の前が真っ暗になったのです」
絵本「本川をつたえて」は、爆心地から350メートルの本川国民学校で被爆した児童で、ただ一人生き残った当時の6年生居森清子さんのお話です。
本川小学校の元校長奥原球喜さんや、被爆体験の聞き取りをした元PTA会長らが中心となり、子どもたちに平和を思う気持ちが育つことを願って制作しました。
6年生の児童「(多くの人が亡くなった)この場所だからもっと原爆についての思いが強まるんだなと感じました」「居森清子さんがくじけずに頑張って平和を伝えていたのですごい人だなと思いました」
絵本は広島市内の小学校へ寄贈されます。