25日、ニューヨークの国連本部にある「平和の鐘」と同じ材料を使った鐘が広島市に寄贈されました。

平和の鐘について広める活動をする市民団体が、広島市の松井市長に寄贈しました。

平和の鐘は、元愛媛県宇和島市長の中川千代治さんが、自らの戦争体験をもとに平和を願って発案。

1954年、世界65カ国の硬貨やメダルでつくった鐘をニューヨークの国連本部に寄贈しました。

同じ材料で複製品も制作し、これまで世界140カ国以上に贈られています。

国連平和の鐘を守る会の高瀬聖子代表は

「一人ひとりの心として平和を願っていただく象徴になればと思います」

と話しています。

寄贈された鐘は、広島市役所の中で飾られるということです。