【小麦粉いらず】え、生米が和風「蒸しマフィン」に変身!?かるかんのような新食感&まろ~い味【リト史織さん考案】

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ヴィーガン料理家・リト史織さん考案の「生米スイーツ」にチャレンジする第2弾!今回は「甘酒蒸しマフィン」を作ってみました。マフィンだけど小麦粉を使わない!?マフィンだけど焼かずに蒸す!?マフィンだけど甘酒を入れちゃう!?…常識にとらわれない斬新なレシピですが、いったいどんな風に仕上がるんだろう…。ワクワク♡ドキドキでいってみましょ~。

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小麦粉を使わないパンやスイーツって興味はあるけれど、使う食材や調理器具を揃えるのがちょっと大変そう、って思いますよね。

でも、リト史織さんの生米スイーツは、ほぼうちにあるものでできちゃいます!「甘酒蒸しマフィン」さっそく作っていきましょ~。



材料(マフィンカップ6個分)
生米(3時間浸水済)…120g(浸水前92g)
甘酒…80g
塩…2g
油…40g
ベーキングパウダー …6g

道具
ミキサー、ボウル、シリコンヘラ、スプーン、プリンカップ、ベーキングカップ、鍋(鋳物の深鍋)、蒸し皿、ふきん、はかり(※0.1g単位で測れるものがおすすめ)

下準備
1. お米は軽く洗って水1カップ(分量外)を加え、3時間ほど浸水させる。

2. 鍋に3cmくらいの水を入れ、沸騰させる。

3. 型にベーキングカップを敷く。

作り方
1. ミキサーに水気をよくきった生米、甘酒、塩を入れて攪拌する。



周りについた生地をシリコンヘラで落としながら、米粒がなくなって滑らかになるまで撹拌を繰り返す。



2. 油を加え、少し「もったり」するまで低速で混ぜる。





油を入れた後にしっかりと撹拌することでもったりするみたいです。今回も油は太白胡麻油を使いました。なたね油など、クセが少ないものがおすすめです。

3. ボウルに生地を移し、ベーキングパウダーを加えて混ぜる。



ミキサーの底に残った生地も丁寧にボウルに移します。



ベーキングパウダーを入れた途端にモコモコと反応が始まります。ここからは手早く作業しましょう。

4. 型に流し入れる。

5. 湯気の立つ蒸し器に並べ、強火で12分ほど蒸す。

今回は、蒸し器を出すのが面倒だったので、鋳物の深鍋を使っています。蒸し皿の代わりに「粉ふるい」を逆さに敷き、即席の蒸し器にしました。



ふきんで包んだ鍋ブタをのせて蒸します。





出来上がり!真っ白なマフィン…?というより蒸しパンのように仕上がりました~。

今回も、ほとんどの作業が「ミキサーにお任せ」なのでとても簡単でした♪



出来立ての熱々は塩味を強く感じます。食感はもっちり、むっちり、小さくても食べ応えがあります!

翌朝、温め直さずに食べてみました。蒸し立てのむっちり感はなく、かるかんのような食感になりました。味はまろやかになっています。


断面もかるかんみたいですね~

食事パンにもよさそうです。他にスープやおかずを食べることを考えて、今度は塩を1.2gくらいで作ってみようと思います。

ホットケーキミックスなどで蒸しパンを作るときは、型に油を薄く塗るだけのことが多いので、試しに一つだけベーキングカップを敷かずに油を薄く塗って生地を入れてみました。その結果…蒸しパンのようには型から離れてくれなかったので、ベーキングカップの使用をおすすめします。

わたしは普段、発酵を待つのが面倒なのでパン作りはしないのですが、このマフィンだったら毎日でも作りたいかも♡リト史織さんの「生米パン」にもチャレンジしてみようと思います!

「米粉ではなく生米から作ってみよう」と、着想されてから完成まではたくさんの試行錯誤があったと思います。作り方も驚くことが多く楽しかったです。楽しいレシピでした~♡

※本記事はリト史織著『小麦粉を使わない もちふわ生米スイーツ』から一部抜粋・編集しています。

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リト史織さん

ヴィーガン料理家「Shioris Vegan Pantry」主宰。

生米パン、生米スイーツの開発者。大学卒業後、現エコール辻東京辻日本料理マスターカレッジで学ぶ。その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどのインストラクターになる。現在は書籍や雑誌、商品開発、メディア出演、レシピ監修など幅広く活躍中。自宅サロンで開催する生米パン講座、生米成形パン講座、生米スイーツ講座(準備中)は常にキャンセル待ちで予約が取れないほどの人気。著書に「もちふわ生米スイーツ」(家の光協会)、「毎日食べたい生米パン」(永岡書店)、「はじめての生米パン」(光文社)などがある。