【野菜の漢字クイズ】「辣韮」「薤」はなんて読む?旬や歴史、栄養なども紹介
玉葱や人参、大根といったよく見る野菜の漢字は読めるけど、普段はカタカナやひらがなで書かれている野菜だと「どんな漢字だっけ?」「そもそも漢字で書けるの?」って思いますよね。そんな普段は目にしない野菜の難読漢字をご紹介します。今回の漢字は、シャキシャキ歯ごたえがたまらないあの野菜!旬や歴史、栄養なども詳しく調べてみました。
【野菜の漢字クイズ】なんで「芽花椰菜」と書くの?漢字の由来は?旬の時期や栄養価など、豆情報も!
野菜の漢字クイズ「辣韮・薤」はなんて読む?
なんて読む?どんな野菜?
辣韮・薤
ラー…ニラ…
なんて読むか分かります?
ヒントは…白くてコロンとしていて、食べるとシャキシャキとした歯応えがたまらない、カレーにそっと添えてあるあの野菜です。
正解は…
らっきょうです。
「辣韮」「薤」、どちらも、らっきょうと読みます。
別名はオオニラ、サトニラと呼ばれています。
ちなみにニラを漢字で書くと「韮」と書きます。
らっきょうの漢字「辣韮」にも「薤」にもこの字が含まれていますね。
実はどちらもユリ科の植物で、大枠としてはお仲間。
実際らっきょうを食べてみると、ニラっぽい風味がしてそこに辛味があるのを感じると思います。
「辣韮」の語源は、辣:刺激がある + 韮:ニラ 。
「辣」は、辣油(ラー油)、麻辣(マーラー)など辛いものに使われてる漢字ですよね。
らっきょうはユリ科ネギ属の多年生草本で、原産地の中国では紀元前から栽培されていました。 日本への渡来の時期は不明ですが9世紀頃から記録があり、主に薬用に供されていたようです。
ネギ属ではありますが、らっきょうは葉ではなくて、膨らんだ根元の部分になります。甘酢漬けが代表的な食べ方で、福神漬けと並んで、カレーライスの付け合わせに欠かせない存在です。
ちなみに、人によって呼び方が違うと思うのですが、「らっきょ」と「らっきょう」はどちらが正しいのでしょうか?
結論は「らっきょう」。辞書や図鑑を開いてみると、『らっきょう』と表記されています。
【らっきょうにも種類があるの?】
ありますよ~。主にこちらの4種類となっています。
らくだらっきょう:らっきょうの代表格です。早生品種で各地で栽培されています。わたしたちがらっきょう漬けで食べているものの多くがこの品種です。玉が大きく、特有のピリッとした辛味と強い香りがあり、パリパリとした歯触りが楽しめます
玉らっきょう:台湾から導入された品種で、らくだの次に出回る中生品種です。らくだに比べて玉が小さく、丸い形をしています。色白でにおいも少ないです。きれいな花を咲かせるため「花らっきょう」と呼ばれることもあり、主に甘酢漬けに加工されます。
島らっきょう:主に沖縄県で栽培されているらっきょうで、一般的ならっきょうより小ぶりで細長く、ねぎに似た強い辛みがあります。葉付きの状態で販売されていることが多いです。葉は炒め物などで、根は塩漬けや天ぷら、炒め物など、ねぎや玉ねぎと同様の調理法で食べられています。生のままでも食べることができます。
エシャレット:らっきょうの株元に土を寄せて、白くて柔らかくなるように栽培し、若いうちに収穫したものです。一般的ならっきょうほど香りやクセが強くなく、沖縄の島らっきょうと同じように、生のまま食べることができます。
生のまま味噌などを付けてまるごと食べるのが定番で、お酒のつまみにピッタリです。
また、炒めると芋のようなホクホクした食感に変化します。バターじょうゆ炒めやホイル焼きなどもおすすめです。
【らっきょうの旬はいつ?】
産地によって微妙なズレはありますが、らっきょうの旬は5~7月。出荷の最盛期は6月。
この時期になると、スーパーの店頭でも、らっきょうが出回るようになります。
やせた土地でもよく生育し、砂丘地でよく作られます。
1年で収穫したものに比べ、2年目のものはより多く分球した小球を収穫できるので、自家用には1年目、加工用には2年目のものを使うようです。
【おいしいらっきょうの選び方】
ポイントとなるのは、色味と形とかたさです。
つぶがふっくらとしていて丸みとツヤがあり、粒のそろっているもの、適度な硬さがあるものがいいですね。土がついていればよりベスト!
漬け物にするとシャキシャキとしたおいしい食感が楽しめます。
芽が伸びていたり、緑色がかったものは育ちすぎている可能性があります。
らっきょうは日に当たりすぎるとつぶが緑色になり、食感が硬くなるので避けたほうがいいでしょう
【どんな栄養がある?】
付け合わせのイメージが強い野菜ですが、実は「畑の薬」と呼ばれるほど、とても栄養価の高い食べ物なんです。
食べたときにツンとするあの独特の香りは、アミノ酸の一種であるアリシンによるもので、内臓の働きを活発にするため食欲不振を解消する効果が期待できます。ビタミンB1の吸収をサポートするので、疲労回復にもお役立ち。免疫力を高め、風邪などのウイルスに対しての予防も期待できます。
また香り成分に含まれる硫化アリルは、血行を良くして体を温める効果が。肥満を防止し、ダイエット効果も期待できます。血液をサラサラにし、血栓症を予防する効果が高いことから、漢方でも生薬として使われているそうです。
加えて食物繊維が豊富で、なんと!ごぼうの4倍もあるそう。腸内環境を整えて、老廃物の排泄を促進し、新陳代謝を高めてくれます。便秘の解消に悩んでる人は、積極的に取り入れるとよさそうですね。
【食べ過ぎ注意】
いくら栄養があるからって食べ過ぎはよくないです。
1日の目安摂取量は5~6粒だそうです。
理由は、食べ過ぎると胃の粘膜を刺激して、胸焼けや胃もたれをおこすこともあるので注意しましょう。
腹痛や下痢といった症状を起こしてしまう可能性があるのです。
わたしはらっきょうが好きでパクパク食べてしまうので、気をつけないとです…。
生活習慣病を防ぐ力が詰まっているので、継続して食べるのがオススメだそうです~!
【保存方法】
生のらっきょうは常温でおいているとすぐに芽が伸びてしまうので、新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しておきましょう。おいしく食べるために、購入後は早めに処理をし、甘酢漬けなどにしたりするのがおすすめです。塩漬けや甘酢漬けにすると長期保存が可能になります。
【オススメのおいしい食べ方】
らっきょうの食べ方といえば酢漬けだけ?
いえいえ!わたしのオススメの食べ方を紹介します。
*天ぷらにして食べる*
サクサクの衣にパリパリとしたらっきょうの食感を楽しめる天ぷらは本当におすすめ!おつまみにピッタリなんです~!らっきょうの風味を楽しむために塩でいただくか、天つゆで揚げたてをお召し上がりください!
*らっきょうのキムチ漬け*
キムチの素に漬け込んだ、キムチ漬け。
これもお酒のおつまみにピッタリ!笑
冷やすとさらにおいしいですよ~。
いかがでしたか?
「辣韮」の難しい漢字から、らっきょうについて色々と知ることができました♪
栄養たっぷりのらっきょうを食べて、免疫力をあげていきましょう~!
参考文献
・丸果石川中央青果
http://www.maruka-ishikawa.co.jp/vegetables/items001/rakkyou.htm
・JAグループ
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=52
・農林水産省
https://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/engei/tokusan201807.html
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野菜の漢字クイズ「辣韮・薤」はなんて読む?
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辣韮・薤
ラー…ニラ…
なんて読むか分かります?
ヒントは…白くてコロンとしていて、食べるとシャキシャキとした歯応えがたまらない、カレーにそっと添えてあるあの野菜です。
正解は…
らっきょうです。
「辣韮」「薤」、どちらも、らっきょうと読みます。
別名はオオニラ、サトニラと呼ばれています。
ちなみにニラを漢字で書くと「韮」と書きます。
らっきょうの漢字「辣韮」にも「薤」にもこの字が含まれていますね。
実はどちらもユリ科の植物で、大枠としてはお仲間。
実際らっきょうを食べてみると、ニラっぽい風味がしてそこに辛味があるのを感じると思います。
「辣韮」の語源は、辣:刺激がある + 韮:ニラ 。
「辣」は、辣油(ラー油)、麻辣(マーラー)など辛いものに使われてる漢字ですよね。
らっきょうはユリ科ネギ属の多年生草本で、原産地の中国では紀元前から栽培されていました。 日本への渡来の時期は不明ですが9世紀頃から記録があり、主に薬用に供されていたようです。
ネギ属ではありますが、らっきょうは葉ではなくて、膨らんだ根元の部分になります。甘酢漬けが代表的な食べ方で、福神漬けと並んで、カレーライスの付け合わせに欠かせない存在です。
ちなみに、人によって呼び方が違うと思うのですが、「らっきょ」と「らっきょう」はどちらが正しいのでしょうか?
結論は「らっきょう」。辞書や図鑑を開いてみると、『らっきょう』と表記されています。
【らっきょうにも種類があるの?】
ありますよ~。主にこちらの4種類となっています。
らくだらっきょう:らっきょうの代表格です。早生品種で各地で栽培されています。わたしたちがらっきょう漬けで食べているものの多くがこの品種です。玉が大きく、特有のピリッとした辛味と強い香りがあり、パリパリとした歯触りが楽しめます
玉らっきょう:台湾から導入された品種で、らくだの次に出回る中生品種です。らくだに比べて玉が小さく、丸い形をしています。色白でにおいも少ないです。きれいな花を咲かせるため「花らっきょう」と呼ばれることもあり、主に甘酢漬けに加工されます。
島らっきょう:主に沖縄県で栽培されているらっきょうで、一般的ならっきょうより小ぶりで細長く、ねぎに似た強い辛みがあります。葉付きの状態で販売されていることが多いです。葉は炒め物などで、根は塩漬けや天ぷら、炒め物など、ねぎや玉ねぎと同様の調理法で食べられています。生のままでも食べることができます。
エシャレット:らっきょうの株元に土を寄せて、白くて柔らかくなるように栽培し、若いうちに収穫したものです。一般的ならっきょうほど香りやクセが強くなく、沖縄の島らっきょうと同じように、生のまま食べることができます。
生のまま味噌などを付けてまるごと食べるのが定番で、お酒のつまみにピッタリです。
また、炒めると芋のようなホクホクした食感に変化します。バターじょうゆ炒めやホイル焼きなどもおすすめです。
【らっきょうの旬はいつ?】
産地によって微妙なズレはありますが、らっきょうの旬は5~7月。出荷の最盛期は6月。
この時期になると、スーパーの店頭でも、らっきょうが出回るようになります。
やせた土地でもよく生育し、砂丘地でよく作られます。
1年で収穫したものに比べ、2年目のものはより多く分球した小球を収穫できるので、自家用には1年目、加工用には2年目のものを使うようです。
【おいしいらっきょうの選び方】
ポイントとなるのは、色味と形とかたさです。
つぶがふっくらとしていて丸みとツヤがあり、粒のそろっているもの、適度な硬さがあるものがいいですね。土がついていればよりベスト!
漬け物にするとシャキシャキとしたおいしい食感が楽しめます。
芽が伸びていたり、緑色がかったものは育ちすぎている可能性があります。
らっきょうは日に当たりすぎるとつぶが緑色になり、食感が硬くなるので避けたほうがいいでしょう
【どんな栄養がある?】
付け合わせのイメージが強い野菜ですが、実は「畑の薬」と呼ばれるほど、とても栄養価の高い食べ物なんです。
食べたときにツンとするあの独特の香りは、アミノ酸の一種であるアリシンによるもので、内臓の働きを活発にするため食欲不振を解消する効果が期待できます。ビタミンB1の吸収をサポートするので、疲労回復にもお役立ち。免疫力を高め、風邪などのウイルスに対しての予防も期待できます。
また香り成分に含まれる硫化アリルは、血行を良くして体を温める効果が。肥満を防止し、ダイエット効果も期待できます。血液をサラサラにし、血栓症を予防する効果が高いことから、漢方でも生薬として使われているそうです。
加えて食物繊維が豊富で、なんと!ごぼうの4倍もあるそう。腸内環境を整えて、老廃物の排泄を促進し、新陳代謝を高めてくれます。便秘の解消に悩んでる人は、積極的に取り入れるとよさそうですね。
【食べ過ぎ注意】
いくら栄養があるからって食べ過ぎはよくないです。
1日の目安摂取量は5~6粒だそうです。
理由は、食べ過ぎると胃の粘膜を刺激して、胸焼けや胃もたれをおこすこともあるので注意しましょう。
腹痛や下痢といった症状を起こしてしまう可能性があるのです。
わたしはらっきょうが好きでパクパク食べてしまうので、気をつけないとです…。
生活習慣病を防ぐ力が詰まっているので、継続して食べるのがオススメだそうです~!
【保存方法】
生のらっきょうは常温でおいているとすぐに芽が伸びてしまうので、新聞紙で包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に保存しておきましょう。おいしく食べるために、購入後は早めに処理をし、甘酢漬けなどにしたりするのがおすすめです。塩漬けや甘酢漬けにすると長期保存が可能になります。
【オススメのおいしい食べ方】
らっきょうの食べ方といえば酢漬けだけ?
いえいえ!わたしのオススメの食べ方を紹介します。
*天ぷらにして食べる*
サクサクの衣にパリパリとしたらっきょうの食感を楽しめる天ぷらは本当におすすめ!おつまみにピッタリなんです~!らっきょうの風味を楽しむために塩でいただくか、天つゆで揚げたてをお召し上がりください!
*らっきょうのキムチ漬け*
キムチの素に漬け込んだ、キムチ漬け。
これもお酒のおつまみにピッタリ!笑
冷やすとさらにおいしいですよ~。
いかがでしたか?
「辣韮」の難しい漢字から、らっきょうについて色々と知ることができました♪
栄養たっぷりのらっきょうを食べて、免疫力をあげていきましょう~!
参考文献
・丸果石川中央青果
http://www.maruka-ishikawa.co.jp/vegetables/items001/rakkyou.htm
・JAグループ
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=52
・農林水産省
https://www.maff.go.jp/hokuriku/seisan/engei/tokusan201807.html
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