肥料などの農業資材や飼料価格の高騰などを受けて、JAグループなど県内の農業団体が19日、福田富一知事に農業振興についての緊急要請をしました。

緊急要請をしたのは、JA栃木中央会と農協農政対策栃木県本部、県酪農協会、県養豚協会など5団体です。

JA栃木中央会の菊地秀俊会長、JA全農とちぎの池田佳正県本部長らが県庁を訪れ、福田知事に要請書を手渡しました。

配合飼料価格の高騰で負担の増した農家の支援など、生産資材価格高騰への対策や豚熱の発生防止対策など、合わせて4つの項目を要請しています。

要望書を受け取った福田知事は、「コロナウイルス、ウクライナ侵攻などに伴いかつてない状況におかれています。栃木県の農業にとっても、大きなリスクであり、関係者の皆さんと連携しながら営農継続へ引き続き必要な対策を講じていきたい」と話しました。