※この記事は2010年02月07日にBLOGOSで公開されたものです

先週話題になったBLOGOSの記事をまとめました。今回は「小沢氏不起訴」についてです。

小沢氏を「嫌疑不十分」で不起訴に 刑事責任追及は困難と判断
 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は4日、元会計事務担当の衆院議員、石川知裕容疑者(36)らの共犯として告発されていた小沢氏を嫌疑不十分で不起訴処分とした。特捜部は、小沢氏の立件を視野に捜査を進めてきたが、現段階の証拠では小沢氏の刑事責任追及は困難と判断した。

 一方、特捜部は同日、規正法違反(虚偽記載)罪で、石川容疑者と後任の会計事務担当で元私設秘書の池田光智容疑者(32)を起訴し、元会計責任者で公設第1秘書の大久保隆規容疑者(48)を追起訴した。

 特捜部の調べによると、石川被告は平成16年10月に陸山会が東京都世田谷区の土地を購入した際、土地代金の原資4億円を収入として収支報告書に記載せず、土地代金約3億5千万円を支出として記載しなかった疑いが持たれている。

(以下略)
産経新聞より)


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意見

小沢氏、JAL等|堀江貴文オフィシャルブログ
堀江貴文
小沢氏が秘書がやった政治資金規正法違反の記載ミスを知っていないとすればそれは刑事責任は問えないだろう。ちょっとこれは微妙な発言なんじゃないかと思いました。前原氏は注意しないとまたなんかやらかしそうな悪寒・・・。
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まずは特捜部の「完敗」、だが終わりではない|保坂展人のどこどこ日記
保坂展人
特捜部にとって、「虚偽記載」は犯罪捜査の入口であって、大型公共工事に「天の声」として小沢氏が関与し、その対価としてゼネコンから裏金をもらい、その裏金が「不動産取引」という形で表に出てきた。政治資金収支報告書の矛盾をつく一方で、「水谷建設からの裏金受領」という供述を取って、大型事件として小沢幹事長本人を立件しようとの見通しだったと私は見ている。
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小沢氏を共犯として起訴しない理由|フェニックス早川忠孝の一念発起・日々新たなり
早川忠孝
関係者が口裏を合わせている以上、小沢氏との共謀を証明することはこれまで集めた証拠では困難だ、と判断するのであれば、捜査を継続するのではなく、小沢氏についてきっぱり不起訴処分をすることだ。
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参政権で「民族感情が刺激される!」|塚田一郎の「第一義」
塚田一郎
仮に小沢氏が不起訴になったとしても、同氏の政治資金管理団体「陸山会」に関連して石川議員と大久保秘書が政治資金規正法違反の罪で起訴されるとすれば小沢氏に「政治上の説明責任」があることに変わりはありません。
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小沢氏の不起訴、石川容疑者の起訴|海住恒幸 Report
海住恒幸
逃亡の恐れはともかく、当然、捜査に必要な資料は既に家宅捜索という強制捜査で押収済みだから、いまさら、石川容疑者のレベルで可能な証拠隠滅の恐れは存在しない。逮捕の理由が、かりに自殺の恐れ一点だったとしたら、捜査を終結しようとしている現在の結果から言えば、容疑の中身的には在宅起訴が可能な範疇なレベルに属すると考えてよさそうだ。
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くだらない“政治とカネ”追及にうつつを抜かす自由・民主党は検察の犬|フリーライター宮島理のプチ論壇 since1997
宮島理
自民党などは、“秘書や事務所の人間がやったことでも、議員本人の道義的責任がある!”と、この問題をしつこく追及するかもしれないが、そういうみっともないことはやめた方がいい。この国にかつて存在した自由党と民主党という、青臭くて恥ずかしい政党と同じレベルに落ちるだけである。
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宗像元特捜部長が「検察が議員の生殺与奪を握る」と危惧|保坂展人のどこどこ日記
保坂展人
「犯罪の容疑」があれば捜査するのは当然だと思っている。しかし、それは「疑わしいから逮捕せよ」ということではない。捜査権力の行使にあたっては、「謙抑的」にならなければならないという教訓を今回の事件は教えているし、第三者が監視する検察官適格審査会の実質化や、捜査の可視化法案の成立など、やっておかなければならないことがある。
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