ブラジルに“優秀なCB多すぎ問題” メンバーに入れないブレーメルにイタリア代表選択の可能性も
今のブラジル代表には贅沢な悩みがある。チアゴ・シウバ、マルキーニョス、エデル・ミリトン、ガブリエウ・マガリャンイスなど、優秀なセンターバックが複数揃っているのだ。
他にもセビージャで活躍するディエゴ・カルロスもいるが、こちらはA代表から声がかかっていない。セビージャでポジションを確保している選手でも代表当確とならないところにセレソンの厳しさがある。
さらにもう1人。今季トリノで大きく評価を伸ばした25歳のブラジル出身DFブレーメルも、まだセレソンに招集されていないセンターバックの1人だ。セリエAで示した実力は本物であり、本来は代表に呼ばれるべき選手だ。
これはイタリア代表にとって魅力的な話だろう。イタリアはジョルジョ・キエッリーニが代表を離れる予定となっており、レオナルド・ボヌッチもベテランだ。センターバックは世代交代が求められているポジションであり、インテルのアレッサンドロ・バストーニとブレーメルがコンビを組むなんてシナリオも悪くない。イタリア代表を長く支えるセンターバックコンビになる可能性もある。
イタリアは残念ながら今年のワールドカップ出場を逃したが、ブレーメルも今後セレソンでポジションを獲得できるか分からない。イタリア代表とともに4年後のワールドカップを目指すのも悪い選択肢ではない。
ブレーメルはブラジルの世代別代表でも出場歴のない選手だが、今後の代表キャリアはどうなっていくのか。