元貯金ゼロ主婦が「やめてよかった口癖5つ」。自然とお金が貯まるように

2022年4月19日 20時0分

買い物をするときに「安いから」「とりあえず」など、思わず出てしまう言葉があったりしませんか？　今回は家計改善コンサルタント・アドバイザーの高木瞳さんに、自身の経験から見つけた「お金が貯まらない口癖」について教えてもらいました。

口癖を改善することでお金の意識も変わっていく

以前のわが家は貯金0のカツカツ家計で、無駄遣いはしていないはずなのに、なぜかいつも余裕がない状態でした。

何年も試行錯誤した結果、今では順調に貯金できるようになったのですが、振り返ると上手くいかなかった頃は、買い物をするときについ頭の中で「お金が貯まらない口癖」を呟いていました…！　今回はその口癖と、それに気づいたときに改善していった方法をご紹介します。

●お金が貯まらない口癖5つ

改善していった口癖は以下の5つです。これ言ってるかも…と思い当たるものはありませんか？

【お金が貯まらない口癖】

（1）安いから買っとこ！（2）とりあえずこれでいっか（3）あれば使うよね（4）なにか欲しいなぁ～（5）カードで払ってあとで考えよ

●1：安いから買っとこ！

「安いから」「これなら買える範囲だから」と、値段をいちばんの理由にしていたときは、満足度が低く、またすぐに別のものが欲しくなっていました。時間が経たずして壊れて結局損をしたことも…。

そこで、「安いから」という理由で決めるのをやめて、長期的な視点で比べるようにし、少し高くても心の底から納得がいくもの、本当にいちばん気に入ったものを選ぶようにしたら、長く大切に使うようになり結局コスパがよくなりました。

●2：とりあえずこれでいっか

「一旦」「ひとまず」という買い方も「納得のいかない買い物」なので、お金を払ったのに気に入らないものが家に増えていくことにモヤモヤしていました。あとで本当に気に入ったものに出合えても、「ひとまず買ったものがまだ使えるし、お金も残ってないし」で購入に踏み切れなかったという経験も…。

「とりあえず」は悪循環の始まりだなと痛感しました。しっかり納得した品に出合ってから買うようにしたら、家の中がお気に入りだけになり、ものを増やすこと自体もよく考えるようになったので、結果として貯金が順調になりました。

●3：あれば使うよね

「あれば使うかも」「あれば着るかな」これも貯まらなかった頃はよく言っていました。インナーの洗い替えや、100均の便利グッズなど、確かにあれば使うこともありますが、存在自体を忘れていることもしょっちゅう。

今考えると、お金をものに交換してしまっているので、あってもなくてもいいものを買うから、お金がないのだと気づきました。「今、要る」「すぐ使う」という目的ができてから購入する、それまでお金の状態で残しておく、と決めたらちゃんと貯金として残せるようになりました。

●4：なにか欲しいなぁ～

貯められなかった頃は、臨時収入やボーナスが入ると「なにか欲しいなあ～」「普段のごほうびに」と買うものを探していました。買いたいものがあるからお金を使うのではなく、お金を使いたいから買うものを探していたのです。

買い物をすると一瞬、爽快感や満足感があるので、それをストレス発散だと思っていました。しかし、お金を使ってしまって貯金がない現実を見ると、また不安やストレスを抱えることになり、結局トータルで見たら発散にはなっていませんでした。

今は、なにか買い物したい衝動に駆られても「焦って使おうとしなくても、よいものと出合ったとき、しっかり使えるように残せばいい」と考え、使う分と貯める分をゆったりした気持ちで判断できるようになりました。

●5：カードで払ってあとで考えよ

購入するかどうか迷ったとき、このあとの支払いは大丈夫かな、この商品で本当にいいのかな、と色々考えるのですが、「今手に入れないともう買えないかもしれない」「帰るまでに決めないと」「セールは今日まで」など考えると焦ってしまい、「とりあえずクレジットカードで払ってあとで考えよ！」と、判断しきれないまま購入していました。