毎日使う浴室。すぐに、カビが生えたり、石けんカスがたまったりして、ストレスがたまります。最近、家を新築した日刊Sumaiライターは、以前の住まいでの経験から、手入れしやすく使い勝手のいい浴室になるよう、さまざまな工夫を取り入れました。カビが生えやすいカウンターはなしに。シャンプーラックは可動棚に…。使って納得の、採用してよかった設備を紹介します。

水栓回りのカウンターは、カビ対策であえてやめる

筆者は、夫と私と2歳の娘の3人家族。最近、注文住宅を建て、暮らしています。

浴室は、LIXIL(リクシル)の「アライズ」というシリーズ。以前の住まいでの経験をもとに、家を建てる際、手入れしやすく、使い勝手のいい浴室になるよう、さまざまな工夫をとり入れました。

以前住んでいたアパートの浴室には、水栓の上にカウンターがありました。カウンター接着面のパッキンにカビが発生し、毎日の掃除が、とても負担に。そこで、手入れを考えて水栓回りのカウンターは、あえてつけるのをやめました。

 

カウンターがないと、シャンプーや石けんが使いにくいかと思いましたが、まったくそんなことはありません。水栓が広いので、使うときはシャンプーを置いておくことができます。置き場所がないぶん、すぐに片づける習慣がついて、いつでもすっきりと使えます。

 

シャンプーラックは可動式に。取りはずせて掃除がラク!

とはいえ、シャンプーや石けんを置く場所は必要。ということで、シャンプーラックは可動式のものを採用しました。

 

上に持ち上げるとすぐに取りはずせるため、壁の掃除がしやすくて快適。また、石けんカスなどがたまりやすいラックを、丸ごと洗える点も気に入っています。もしカビが生えてもわかりにくい黒にしたのも正解だと思いました。

 

風呂フタスタンドを設置すると、見た目もすっきり!

以前のアパートでは、お風呂のフタを浴槽の上に置いて立てかけていました。風呂フタスタンドのことは存在すら知りませんでしたが、工務店にすすめられて設置することに。

これが正解。フタの置き場所に困らず、浮かせたぶん掃除がしやすくなった点が気に入っています。娘がいつの間にか浴室に入ってしまっても、「フタが倒れたら危ない!」とヒヤッとすることがなくなったのもうれしい点でした。

風呂フタは上げ下げがラクで、軽く厚みのあるものを採用

以前の風呂のフタは薄く重みがあり扱いづらかったので、軽く厚みがあるものにしました。フタが持ちやすく軽いだけで、上げ下げがとてもラク。

それまで掃除や入浴する際に感じていたストレスがないことに気づきました。ちょっとしたことですが、とても便利になりました。

 

丸みのある浴槽でリラックス効果が!掃除もラクに

浴槽は親子で一緒に入ってもゆとりを感じられる浴槽を採用。この浴槽は角が少なく丸みを帯びたつくりになっているので、ラクな姿勢で入浴できます。

 

リラックスできるのはもちろんですが、この角が少ないつくりのおかげで掃除もラクに。

浴槽の角の部分もスポンジにフィットして汚れも逃すことなくキャッチします。浴槽の形状が丸くなることで、こんなにも洗いやすさに差がでるとは驚きました。

 

高さ・角度・開閉もラクラク調節できる最強シャワー!

シャワーはスライドシャワーを採用。シャワーのフックについているボタンを押しながら、高さを上下調節できるすぐれものです。

 

筆者がこのシャワーでいちばん便利だと思うところは、角度も変えられること。髪を洗うときは角度を高く、顔を洗うときは角度を低くと、細かく調節できます。ピンポイントでシャワーを当てられるだけで、とても快適。今ではなくてはならない存在です。

浴室暖房乾燥機は、雨の日と寒い日に頼りになる!

場所を取る乾燥機を設置することは難しかったので、浴室暖房乾燥機を採用しました。雨の日の洗濯物も夜には乾き、家事の負担が減ったので、導入して正解だったと感じています。

 

また、10分ほど暖房をつけておけば、浴室が暖まり入浴も快適。今までは冬の入浴は寒くて先延ばしにすることが多かったですが、浴室暖房をつけたことにより、「暖かいうちに入ろう!」とすぐに行動に移せるようになりました。

筆者は、手入れのしやすさと使いやすさを優先し、多くの設備を導入しました。あまりデザイン性にはこだわらなかったですが、清潔感があるシンプルな浴室になり、よかったと思います。