ピクニックや行楽にぴったりのお弁当のレシピをご紹介! 今回は、ぐっち夫婦・SHINOさんの思い出が詰まった「カオマンガイ弁当」。炊飯器で炊き込むだけなのでとっても簡単です。

ぐっち夫婦2人の距離を縮めてくれた「おいしい!」のひと言

2人で仲よく料理家として活躍中のTatsuyaさんとSHINOさん。仕事柄、今までに数多くのお弁当をつくってきましたが、SHINOさんには忘れられないお弁当があると言います。

「Tatsuyaさんとつき合って間もない頃の公園デートで、初めてお弁当をつくっていくことになったんです。せっかくだからちょっとおしゃれなものがいいなぁとさんざん迷った末に、彼が以前アジア旅行に行っていたことを思い出し、カオマンガイ弁当にしました」

初めての手料理にしてはなかなかインパクトのあるメニューですが、ひと口でTatsuyaさんの胃袋をつかんでしまったそう。「食べた瞬間、シンプルにおいしい! と思いましたね。僕も料理の腕にはけっこう自信があったんですが、あれっ、僕よりうまいかも!? と思いました(笑)」とTatsuyaさん。

「手が込んでいるように見えるけど、お米の上に鶏肉をのせて炊飯器で炊き込むだけだから、案外簡単なんです。炊いている間にデートの身支度もバッチリできちゃいました!」


じつは、その前の初デートのときにTatsuyaさんが塩麹そぼろのお弁当をつくってきてくれたのだとか。

「確か、韓国のりの卵焼きも入っていて、デザートにはブドウも! 味も見た目も本格的で、すごく感激しましたね。だから、そのお返しにはりきってつくりました」と少し照れながら話すSHINOさん。当時の初々しさとドキドキ感が伝わってくるエピソードに、こちらまでほっこりしてしまいます。

うま味満点のタイ風チキンライス「炊飯器カオマンガイ」

材料(2〜3人分)

鶏モモ肉(大) 1枚(300g)
ショウガ 1かけ
長ネギ(青い部分) 1本分
A[酒大さじ1 塩、コショウ各少し]
米 2合
B[しょうゆ大さじ1 ニンニク(すりおろす)小さじ1/4]
C[長ネギ(みじん切り)1/2本 しょうゆ、酢、ゴマ油各大さじ1/2 ショウガ(すりおろす)小さじ1/3]
ミニトマト(半分に切る)、キュウリ(薄切り)、パクチー 各適量

【つくり方】

(1) 鶏肉は余分な脂を除き、Aで下味をつける。ショウガは皮つきのまま薄切りにする。

(2) 炊飯器に洗った米、Bを入れ、水(分量外)を2合の目盛りまで入れる。鶏肉、長ネギ、ショウガをのせ、普通に炊く。

(3) Cを混ぜ合わせ、香味ネギソースをつくる。

(4) (2)が炊き上がったら具を取り出し、鶏肉を食べやすい大きさに切る。

(5) 弁当箱にご飯をつめて鶏肉をのせ、ミニトマト、キュウリ、パクチーを添える。(3)のソースを別容器に入れて添える。

[1人分604kcal]