進学や新生活で引っ越した人のお悩みのひとつが「カーテンの長さ」。カーテンはそもそも高価なものですし、オーダーメイドはさらに高価。できれば今あるカーテンや、手に入りやすいカーテンでなんとかしたいですよね。エッセイストの若松美穂さんが、100円グッズでカーテンを裾上げする方法を教えてくれました。

100円グッズでカーテンを裾上げ。新生活につきもののお悩み解決法

新生活やお引越しでの困りごとのひとつが、カーテンの長さ。

<写真>折ったカーテンとベースのカーテンに半分ずつ粘着させる

自分自身、何度か引越しておりますし、お手伝いをさせていただくこともあるのですが、カーテンは窓や窓周辺のつくりによって微妙に必要な長さが異なります。

短いよりは長い方が役に立ちますが、長すぎるカーテンは見た目がよくないのはもちろん、裾が汚れたりほつれたりする心配も。こちらを最適な長さに調整しましょう。
長さ調節に必要なものを手に入れるため、向かうのは100円ショップ。

長すぎるスカートやパンツの裾を裾上げするためのテープを購入します。アイロンがあれば、数分で裾上げが完了する便利品です。黒もありますが、ベージュからなくなっている所が多く感じます。
こちらを使ってさっそくカーテンを裾上げしてみます。

●裏と表を間違えないで!アイロンで接着する裾上げテープ

カーテンをちょうどいい長さのところで折ります。テープをアイロンで接着するのですが、アイロン台の代わりに大きめバスタオルを横長に敷きますと、半分程度は一気につけることが可能です。

マチ針がないときには、両端を洗濯ばさみで留め、そっと外すとおおよその長さが決められると思います。

注意点がひとつ。「テープのザラザラした少し光っている面」がのりのついた接着面なので、そちらを内側にしましょう。

折ったカーテンとベースのカーテンの半分ずつに粘着部分がつくよう、テープを乗せてアイロンをかけます。

万が一ザラザラ面をアイロン側に向けてしまった場合、アイロンにのりがつくので、いらないハンカチなどのあて布を用意するといいでしょう。

この後、長いカーテンをぶら下げるので、薄いカーテンが床に擦れて汚れないよう、あえて短めにしました。

●裏地つきの重いカーテンは何か所か縫いましょう

裏地つきのカーテンは重いので、裾上げテープだけでは不安かもしれません。

端部分や間を何か所か縫って留めると、安心かもしれませんね。

 

●裾が汚れたりほつれたカーテンも、裾上げテープできれいに見せます

また、使っているカーテンの裾の汚れ・擦れてできたほつれが気になる場合も、裾上げテープで内側に数センチ折り、汚れを隠す裏ワザとしても使うことが可能です。
長さは少し短くなるけれど、新品のように見違えます。決して安くないカーテンを長持ちさせるためにぜひ参考にしてくださいね。