向井理、11年ぶりに共演の北村有起哉に「本番までふざける人はなかなかいない!(笑)」
ドSで無愛想な官能小説家・榎村遥華(向井理)とドMフェミニンな美少女漫画家・中田みるく(北村有起哉)。互いに作品のファンだったのに、いざコラボ企画のために顔を合わせてみると……最悪!! ただ互いに“おとりよせ”が大好きなことから、グルメな逸品を軸にその印象や関係性が少しずつ変化していく……。
4月8日から始まった『先生のおとりよせ』。劇中では水と油の凸凹コンビ、しかし実際のふたりは酒好きとあってトークの花が咲きまくりです!!
【写真】約11年ぶりの共演!向井理&北村有起哉、2人ともスタイル抜群
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芝居でも遊び心満載
――共演は大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』('11年)以来、約11年ぶり。互いの第一印象、覚えてる?
向井(以下、向) 大河のときが初対面で。でもセリフのやりとりはほとんどなく、前室で少しお話ししただけだったんですが“話しやすい先輩”という印象で。
北村(以下、北) 上野樹里ちゃんの相手役で、初大河だったらしいんだけど、扮装姿で出番を待つ姿がどっしりして。実は緊張してたらしいけど、全然そんなふうに見えなかった。
――今作でがっつり共演し、お互いの印象に変化も?
北 今回ね、向井くんの“つけ入るスキ”というか、欠点みたいなものを探そうと、ずっと観察してたんですよ。でも、見つけられなかったんですよね〜。
向 いやいや。
北 でも、意外とおちゃめで。弁当はいのいちばんにレンチンしにいくし、可愛らしいところはたくさんありましたよ。芝居も遊び心満載。たまに悪ノリもして(笑)。
向 あははは。リハーサルではふざけることが多かったですね(笑)。現場のテンションを上げるという意味で。僕は大河からの今作って考えたら、有起哉さんは“本当にふざけた人だな”と(笑)。だいたいみんな、本番はちゃんとやるんですよ。なかなか本番までふざける人はいない(笑)。
北 まじめな監督だから、“それをやるんですか、本番で?”ってね。ふたりでだいぶ翻弄しちゃったんじゃない?
向 やっぱり遊び心。深夜のコメディーで、グルメと少しのエロもある作品ということで、自分たちも楽しんでやらないと。ただまじめにやり続けても、生まれてくるものがなかったりするので。
プライベートでもおとりよせ!
――おとりよせをテーマにした本作。撮影中、おいしいものをたっぷり召し上がったそうで?
向 本当にどれもおいしかった。全12話ですが、12品以上出てきますしね。
北 全部おいしかった。せんべい汁もよかったですね〜。初めて食べるものが半分以上あったかな? だから、フレッシュな芝居ができました。
向 僕はコーヒーが好きなので、特にコピ・ルアク。ジャコウネコのフンから取ったコーヒー豆を焙煎したものなんですが、“世界でいちばん高価”といわれていて。
北 あれはすごかった。実際、飲んでみるとパンチが効きすぎてびっくりするくらい。
向 コピ・ルアクがすごくおいしかったので、実際に初めておとりよせをしてみました。
北 おとりよせ、僕もやってますね。三重県桑名産の養殖ハマグリとか。知り合いがやってるんですけど今回、撮影中に向井くんの誕生日があったので、それをプレゼントしました!!
――最後に、読者に向けたメッセージを。
北 テレビ東京でいろんな食事を扱ったドラマはありますが、そういった要素だけではなく、われわれの丁々発止のお芝居も本当に見どころ満載でございます。どのジャンルにもとらわれないドラマになったんじゃないかな?
向 原作漫画自体は少し前に描かれたものなんですが、コロナの時代にマッチしているのかなとも思います。家にいながらにしていろんなところの料理が食べられる、という。これをつまみに飲むもよし、単純におとりよせを楽しむもよし。いろんな楽しみ方ができると思います
これがあるから頑張れる!
榎村遥華(向井理)&中田みるく(北村有起哉)にとってのモチベーションである“おとりよせ”。ということで、これがあるから頑張れるというものを尋ねると、ふたりそろって「お酒」と。
向「ひとつしかありません、夜の晩酌ですね。撮影が終わる20分くらい前から、もう考えています。明日の入りは何時だから就寝は何時、ゆえに何時まで飲める、という逆算を」
北「偉いっ!! 酒に飲まれてない」
向「そして、なぜか“もうこれが最後だから”って独り言を言うんですよ。誰も聞いてないのに、自分に言い聞かせて(笑)」
北「あはははは。たまにはいいよ、そういう日も。俺だって“ダメだ”と思いながらも、ウイスキーのロック、最後にやっちゃうからね」
『先生のおとりよせ』 毎週金曜深夜0時52分〜(テレビ東京ほか)放送中
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