「腹八分目は」は、「伝説の若鶏唐揚」で人気を博していた

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(株)海峡(TDB企業コード:984950291、東京都豊島区池袋2-66-3)は、3月15日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は浅沼雅人弁護士(東京都千代田区大手町1-8-1、ときわ法律事務所、電話03-3271-5140)。債権届け出期間は4月12日まで。

 当社は、1974年(昭和49年)4月に創業、78年(昭和53年)10月に法人改組された飲食店運営業者。珈琲&無国籍ダイニングの「海峡」を3店舗、若鶏唐揚げがメインの「腹八分目」を13店舗、無国籍バル「KAIKYO」1店舗、3業態17店舗を運営していた。都内を中心に埼玉県にも出店し、本店所在の池袋を中心に新宿、渋谷などJR山手線沿線へ出店していた。特に主力業態の「腹八分目」は看板メニューの「伝説の若鶏唐揚げ」や「チーズダッカルビ」、「自慢の牛すじコトコト煮」などが若者の人気を集め、2006年8月期には年売上高約33億6600万円を計上していた。

 しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で集客が大きく落ち込み、2021年8月期には年売上高約4億5500万円に減少していた。

 負債は2021年8月期末時点で約14億2400万円。