東北新幹線の復旧まで、「当面の間」継続。東京〜秋田を乗り換え1回で結びます。

東北新幹線の一部運休をうけた措置


特急「いなほ」(画像:写真AC)。

 JR東日本は、新潟〜酒田間で運転される特急「いなほ」について、18日以降も当面の間、午後の1往復を臨時で運転延長。酒田〜秋田間を臨時快速として走ると発表しました。

 これは、16日深夜の東北地方の地震により東北新幹線で運休が続くなか、東京〜秋田の鉄道輸送ルートを確保するため、上越新幹線〜羽越本線経由で利用できるようにする措置です。

 新潟発の「いなほ5号」は14時43発に酒田を快速として出発。途中、遊佐・象潟・仁賀保・羽後本荘に停車し、16時07分に秋田に到着予定です。「いなほ10号」は秋田を13時ちょうどに出発。同じ停車駅で、酒田駅に14時28分に到着予定です。

 これにより、「東京10時16分発、秋田16時07分着」「秋田13時ちょうど発、東京19時ちょうど着」という、乗り換え1回だけの乗り継ぎルートが、臨時で確保されます。

 この臨時快速はグリーン車や指定席の設定はありません。なお、「いなほ5号」「いなほ10号」とも、新潟駅では同一ホーム上で上越新幹線と乗り換えが可能となっています。

 さらに、新潟発酒田行きの「いなほ9号」は酒田19時25分着ですが、酒田発19時08分の秋田行き普通列車が、この特急接続のために待機します。これにより秋田行きは20分ほどダイヤが後倒しになります。

 東北新幹線は福島〜白石蔵王間で高架の損傷などが発生し、運転再開のめどは立っていません。