在来線ホームとは、4本の動く歩道で結ばれます。

ことし6月に工事着手へ


北海道新幹線の札幌駅のイメージ(画像:JR北海道)。

 JR北海道は2022年3月16日(水)、北海道新幹線の新函館北斗〜札幌間の延伸開業を見据えた、新たな札幌駅の駅舎イメージを発表しました。

 デザインコンセプトは「大地の架け橋」。北海道の雄大なランドスケープが札幌と日本、世界をつなぐ「架け橋」となるような新幹線札幌駅となる願いが込められています。

 新幹線札幌駅は、在来線の南東方向にズレた位置関係となっており、駅西側で在来線と接続します。ホーム全体が創成川通を跨ぐ構造になっており、側壁はガラス張り主体で、この創成川通と札幌の街並みが、駅構内から見渡せるようになっています。駅舎上部は北海道の山並みをイメージして、曲線状の屋根板が配置されています。
    
 創成川通を挟んで、東端部には東改札口、西側では在来線乗り換え口を経て、計4本の動く歩道で在来線の「南北乗換こ線橋」まで接続します。西側の改札口は再開発ビルと直結する予定です。また、地下鉄東豊線さっぽろ駅への乗り換えルートにもなります。

 東改札口は在来線駅から大きく離れた位置となりますが、ここは新たな交通結節点としての開発が予定されており、LRTの乗り入れも検討されています。

 この新幹線札幌駅部の工事は、ことし2022年6月に着手予定となっています。新幹線の札幌延伸は、2030年度の開業を目指し、工事が進んでいます。