アメリカ海軍&海上自衛隊 東京湾で初の魚雷使った対潜水艦戦訓練を実施
怪獣が東京湾に潜んでいたら“実戦”かも!?
「東京湾でASWを展開するとは…」
アメリカ海軍は2022年3月11日、東京湾(海上自衛隊は相模湾と発表)において魚雷を使った日米共同の対潜水艦戦(ASW)訓練を初めて実施したと発表しました。
期間は3月8日から11日までで、アメリカ海軍からは神奈川県の厚木基地に所在する第77ヘリコプター海洋打撃飛行隊(HSM77)と第51ヘリコプター海洋打撃飛行隊(HSM51)が、海上自衛隊からは同じく厚木基地に所在する第51航空隊などが参加したそうです。
訓練魚雷を投下するアメリカ海軍のMH-60R「シーホーク」ヘリコプター(画像:アメリカ海軍)。
説明によると、海上自衛隊が用意した爆発能力のない訓練魚雷を、アメリカ海軍のMH-60R「シーホーク」ヘリコプターが海面に投下する形で行われたそうで、その後、訓練魚雷は横須賀地方隊所属の、輸送挺2号(LCU 2002)によって回収されたとのこと。
アメリカ海軍によると、これまで前方展開した海軍飛行隊の魚雷訓練は、すべてアメリカ本土西海岸のサンディエゴで行われていたそうで、今回の訓練を東京湾で行うことができたというのは、アメリカ海軍と海上自衛隊の二国間協力体制を強化することに繋がったなどとしています。