「IP Messenger Pro」ログビューア画面(以下同社資料より)


LAN環境で手軽に使えるメッセンジャー「IP Messenger」を提供する合同会社FastCopy研究所は、リアルタイムのログ監査機能など組織利用でのニーズに対応する商用版「IP Messenger Pro」のリリースを発表。1ユーザあたり年額1,980円(税別)で提供を行う。「IP Messenger Pro」では、リアルタイムに全ての受信メッセージの監査を行える「ログビューア」を実装。ヘッダー部分にユーザー名をボタンで表示し、ワンクリックでユーザー絞込みできる機能の他、テキストにマーキングできる「マーカー」やメッセージにメモを追加できる「コメント追加」、気になるメッセージを登録する「お気に入り」なども利用できる。

メッセージは、Slack等への外部転送が可能だが、情報漏えい対策として許可と禁止制御も管理者側で設定できる。メッセージへのファイル転送の禁止、画面キャプチャ禁止などコンプライアンスに対応する機能を搭載する。メッセージの送信データも4段階の暗号処理が可能で受信ウインドウのヘッダー部分に暗号強度が表示されるようになっている。

ログビューアの機能


「IP Messenger Pro」の管理機能


「IP Messenger Pro」(公式Webサイト)


設定が不用な専用クライアントインストーラーを生成することも可能で、インストーラーの配布を効率的に行えるなど、管理者の負担を軽減する機能も魅力だ。便利機能として専用コマンド「ipcmdPro.exe」が用意されており、コマンドライン操作で不在モードの取得・変更やメッセージ送/受信も可能でバッチ処理で活用できる。「IP Messenger Pro」はWindows 7以降のOSに対応。利用料金は1ユーザにつき年額1,980円(税別)、永久ライセンスで7,980円(税別)となる。