Appleが独自開発しているとウワサされるVR/ARヘッドセット向けのOS「realityOS」について、AppStoreへのアップロードログにその名前が発見されました。

Apple AR headset to run 'realityOS,' come with App Store | AppleInsider

https://appleinsider.com/articles/22/02/09/apple-ar-headset-to-run-realityos-come-with-app-store

Apple's 'realityOS' for Rumored AR/VR Headset Referenced in Source Code - MacRumors

https://www.macrumors.com/2022/02/09/apple-realityos-ar-vr-headset-reference/

Appleのオープンソースソフトウェア・ディストリビューションのシステムアカウントである「Apple OSS Distributions」がGitHubに「MachOFile.cpp」というリポジトリを作成しました。このリポジトリはすぐに更新がかかりGitHub上から削除されましたが、その前にすでに何者かによってブランチが作成されていたとのこと。



このMachOFile.cppはAppStoreへのアップロードログを含んでおり、その中には「realityOS」という単語が複数存在していたほか、macOSやiOSとは異なるOSであり、開発者向けのシミュレーターも付属していることを、開発者のスティーブ・トラフトン=スミス氏が発見しました。



Appleは2016年頃からVR関連の技術開発を行っているとされ、2019年にVR/ARヘッドセットの開発に着手していることが報じられています。このVR/ARヘッドセットは、Apple製品関連のリーカーとして知られるブルームバーグ記者のマーク・ガーマン氏が「M1 Pro相当の性能を持ち、2022年中の発売が予想される」と述べています。

Appleが開発中のAR/VRヘッドセットはM1Pro相当の性能で価格が20万円を超えるというウワサ - GIGAZINE



VR/ARヘッドセットの開発に伴って専用OSも独自に開発されているのではとウワサされていましたが、今回の発見によってrealityOSの開発が裏付けられたと、Apple関連ニュースサイトのAppleInsiderはコメントしています。Apple独自のVR/ARヘッドセットは2022年後半に発表されると予想されていますが、AppleInsiderは昨今の半導体不足の影響を鑑みると2023年以降に延期する可能性もあると指摘しています。