普段から中山間地域を巡回している移動店舗車を大規模災害の発生時に活用しようとJAなすのは19日、職員を対象にした講習会を開きました。

JAなすのが2019年3月から運行している金融窓口を乗せた移動店舗車、その名も「なっちゃん号」です。

JAバンクの貯金の入金出金をはじめ税金や公共料金の払い込み業務のほか、食料品や日用品の販売も行っています。

普段は大田原市と那須町、那須塩原市を巡回し中山間地域の人たちに利用されていますが、これまでは職員2人で運行していました。

今回の講習会は多くのJAなすのの職員に「なっちゃん号」の使い方を覚えてもらい、地震や台風などJAの金融窓口が使用できなくなるような災害が発生したときに活用しようと初めて開かれたものです。

訓練にはJAなすのの12の支店から支店長や窓口係およそ20人が参加しました。

なっちゃん号に搭載している金融関係の機材は店舗で使われているものとほとんど同じで参加した職員は説明を聞きながら窓口業務の訓練を行っていました。