ダイコンやニラ、サツマイモなどの露地野菜の規模拡大に向けて農作業の省力化や効率化を考えるセミナーが18日、宇都宮市内で開かれました。

露地野菜は米や麦、大豆などに比べて農作業の時間が長い上に収穫物が重いため重労働になる傾向があります。

18日、宇都宮市内で農作業の負担軽減に向けたセミナーが現地とwebで開かれ、露地野菜の生産農家などおよそ40人が参加しました。

講師を務めたのは作業時に腰の負担を軽減するアシストスーツの導入支援を行うシーエフロボタス代表の、逢坂大輔さんです。

逢坂さんは「腰痛による医療費の増加や労働生産性の低下など社会経済的な損失がある」と指摘し、「アシストスーツを身につけることでギックリ腰や疲労の蓄積による慢性的な腰痛のリスクを減らすことができる」と説明しました。

そして参加した人たちが実際にアシストスーツを着用しておよそ20キロの収穫コンテナを持ち上げる体験をしました。

アシストスーツは電動式やゴム素材で伸縮するものなど、用途や体格に合わせて活用することで腰への負担を軽減し露地栽培の省力化や効率化が期待されます。