2022年も残すところあとわずかとなりました。

小山市の県南地方卸売市場では、年末恒例の特別開放が行われお正月のごちそうを買い求める客で活気にあふれていました。

ずらりと並んだマグロなどの海産物、おせち料理を彩る伊達巻やカマボコ。小山市下河原田にある県南地方卸売市場です。

主に業者向けの市場ですが、毎月2回の「元気朝市」などで一般の人にも開放していて、30日までの3日間は「年末特別開放」を実施しています。

県南地方卸売市場によりますと、今年はハクサイやキャベツが安いもののお正月のごちそうの定番、ウニやイクラ、カニなどは北海道の赤潮の影響や海外需要に押されて高いといいます。

水産物卸売 小川 小川 剛社長は、そうした中でも頑張って安く売っている。お正月だしおいしいものを食べてほしいと話します。

長引くコロナ禍でホテルや飲食店といった卸先が休業した時期もありましたが、市場に軒を連ねる店は、例えば移動販売で販路を広げるなど工夫して商いを続けています。

市場は業者の威勢のいい掛け声と買い出しに訪れた客で以前の賑わいを取り戻し始めていました。