福田富一知事は24日の記者会見で年末年始の過ごし方について県民に改めて感染防止の徹底を呼びかけました。

会見では新型コロナウイルスのオミクロン株の国内での市中感染が確認されたことを受けて、県民に広く注意を促すものとなりました。

県によりますと、栃木県内でもオミクロン株の濃厚接触者として合わせて65人が宿泊療養施設や自宅で療養しているということです。

福田知事は感染を拡げないためにも年末年始に体調がすぐれない場合はかかりつけ医や県の相談窓口に連絡するよう呼びかけました。

一方で、感染対策と経済活動の両立を図るためのコロナ対策も示されました。

ワクチンの接種証明か、検査の陰性結果を提示する「ワクチン・検査パッケージ」を活用するもので、この制度を利用することで人数制限のない会食ができるようになるほか、警戒度レベルが2以上の際に県民に求めてきた県をまたいでの移動にも制限を要請しない方針です。

飲食店やカラオケ店など、事業者側がパッケージを活用する場合は事前の申し込みが必要で、12月27日から登録の受付を始めます。

また、ワクチンの県営会場での3回目接種については来年1月中旬に開始時期を前倒しすることを明らかにしました。

国が2回目と3回目の接種間隔を短縮する方針を受けたもので、当初来年2月を予定していたとちぎ健康の森での接種を1月15日から月末までの土日に実施します。

予約は1月11日から専用のウェブサイトで受け付け、予約枠は6,300人分です