フィンランドの「公式」サウナビールが日本に上陸!白樺の樹液も使われた豊かな香りのビール
日本は空前のサウナブーム!
日本では最近、サウナブームが到来し、公衆サウナでもフィンランド式のロウリュ(サウナストーンに水をかけることでスチームを発生させて楽しむサウナ)ができるところが増えていたり、野外に持ち出せる携行式のフィンランド製「サウナテント」も多く出回るようになってきました。
「サウナビール」とは?
サウナのあとはビールが定番
サウナ本場の国としても知られるフィンランドでは、サウナに入るときには体調管理のため水分補給が強く推奨され、サウナを楽しんだ後のリラックス用にビールなどが好んで飲まれます。この時のビールは「サウナビール」と呼ばれ、概念的には昔からよく知られてきました。
フィンランドの「サウナビール」事情
フィンランドの小売店で並んでいるビールのうち、どれがサウナビールかというと特に決まったものがあるわけではありません。もちろん商品名にサウナビールと明記しているものもありますが、必ずしもその商品がサウナを楽しむ時に飲まれる定番のビールではないのが実情です。
フィンランド「公式」サウナビールが誕生するまで
審査基準
今回日本で展開されるサウナビールは、フィンランド大使館商務部よりフィンランド通商局を通じてフィンランド国内の多くのクラフトビールメーカーに公募を募り、決まりました。
その際の主な条件がこちらです。
・フィンランド製のビールであること
・サウナで楽しむことを念頭に置いて製造されたもの
・ラベルデザインがサウナと親和性があること
・フィンランドの特徴を活かした風味であること
Olaf Brewing社(オラフ社)のサウナビールに決定
数多くの応募から、ビールのタイプ、特徴、ラベルデザインなどが十分に説明できているかを基準として絞り、フィンランド、日本でそれぞれテイスティングを実施。厳正なコンペを経て、フィンランド東部の湖水地方サボンリンナにあるメーカー、Olaf Brewing社(オラフ社)のサウナビールが選ばれました。
フィンランド「公式」サウナビールの特徴
すっきりとした飲み口とまろやかな味わいのペールエール
今回誕生したフィンランド「公式」サウナビールは、ペールエールタイプのビールで、すっきりした飲み口と豊かな香りが特徴です。サウナ後の口中をリフレッシュすることが評価されています。そして、フィンランドらしく”白樺の樹液”を使うことによって、よりまろやかな味に仕上がっています。
サウナの王が描かれたラベル
ラベルにはフィンランドのサウナにつきもののヴィヒタ(若い白樺の葉をまとめたものでサウナ時にこれで身体を叩く)とレードル(ロウリュの水をすくう道具)を持つサウナの王が描かれています。また、ラベルに記載されているフィンランド語「Hyvät löylyt ja hyvä olut ovat edellytykset hyvälle saunalle!」は、「良いロウリュと良いビールは良いサウナの条件です!」という意味です。
11月下旬より予約限定販売開始!
フィンランド「公式」サウナビールは、今年6月よりオラフ社の醸造所にて日本向けのサウナビール製造がはじまり、この11月初旬に出荷が始まりました。輸入販売元はワインショップ西村を予定しており11月下旬より予約による限定販売が始まります。
すっきりとしながらも、白樺の樹液も使われたフィンランドらしい豊かな香りのビールをぜひ味わってみてください!サウナの後だけではなく、リラックスタイムにもおすすめですよ!