家電の購入は年明けがおトク!冬のボーナスを大切に使う買い物のコツ
ボーナスの季節。先々のために貯金をする人もいれば、必要な家電や衣類など大きな買い物をする人もいるのではないでしょうか?どうせなら買い物も極力おトクに済ませたいもの。そこで節約アドバイザーの丸山晴美さんにこの時季の買い物のコツを教えてもらいました。
年末年始の買い物を少しでもおトクにするコツ
年末年始は、ボーナスや還付金などで収入も増えますが、イベントも多く出費も増えがちです。また、昨年とは異なり自粛生活もひと段落となり、行動範囲が広がって人と会う回数も増え、消費欲も増す人も多いのではないでしょうか。先日のブラックフライデーが終わり、すぐに歳末セールがスタートしています。
年末年始は1年の中でも出費が多い時期です。クリスマスや忘・新年会、帰省や旅行などのイベントも多く、そしてまたこの1年頑張った自分へのご褒美や、プレゼントなど高額の出費が重なるタイミングでもあります。そんなタイミングで来る、歳末セールと新春初売りセールどちらがお得か考えたことはありませんか?
大きな出費は主に家電やブランド品、貴金属、服などさまざまです。それぞれのおすすめ買い方やタイミングを紹介します。
●家電は初売りセールがおトク。2月に値段交渉も吉
家電はメーカーと仕様にこだわりがなければ、新春初売りセールの数量限定商品や中身が見える福袋で買うと安く買えます。この春に一人暮らしを始める予定があれば、炊飯器や掃除機などがセットになっている福袋もおすすめです。家電は3月の引っ越しシーズンになると高くなるので、買い替え予定があればこのタイミングもしくは、2月の売り上げが落ちる時期に値段交渉をするといいでしょう。
ほかにも、家電のアウトレットも販売されていますので、型落ちでも気にならなければ、選択肢に入れてもいいですね。
家電は生活必需品という側面もあり、いつ壊れるかもわからないので、普段から専用の口座に50万円ほどストックしておくと安心です。
●冬服は年明け以降に価格ダウンに。ただし見極めも重要
衣類は年明けから2月の初旬までは冬服が段階的に値引きされるので、年明け以降に買うと安く買えます。ただし、割引率が高くなればなるほど売れ残りとも言え、気に入ったデザインやサイズがなくなることも。後悔と妥協をしたくないのであれば、早めに買っておくことをおすすめします。衣類の福袋は中身が見えるものを買うと失敗が少ないですが、福袋専用につくられているものや、売れ残りの詰合せがほとんどです。気に入らないものは、フリマアプリなどで売る方法もあります。
ちなみに、子ども服のブランドの福袋は人気が高く、ネット予約でも早々に売りきれになるものもあります。その理由は、1点ずつ買うよりも複数枚入っているため、コスパが良いからです。子ども服の福袋は、ワンサイズ上のものを買うと長く着ることができます。
●ブランド品はデパートの商品券積立で買うとおトク
ハイブランドのバッグや時計、ジュエリーなど、購買欲が上がる季節ですが、国内ではハイブランドの値引きは基本ありません。さらに、ここ数年間、増税や値上げでどんどん価格が高騰し、遠い存在になりつつあります。
そんなところ、免税店やデパート商品券積立で貯めた商品券で買うと安く買うことができます。免税店は海外旅行へ行く必要があるので現実的ではありませんが、デパート商品券積立なら、例えば毎月3万円積み立てると、36万円に3万円の1か月分のボーナスがついて、39万円分の商品券として満期に受け取ることができ、そのデパート内の店舗であれば、積み立てた商品券で支払うこともできます。
ハイブランドのセールは招待制のため、限られた人しか入れないことと、欲しいものが必ずしもあるとは限らないため、本当に欲しいものがあれば、商品券積立を含め、お金を貯めてから値上げ前に買うとよいでしょう。気にならなければ、状態の良い中古品を買う選択肢もあります。
ハイブランドなど値が張るものをご褒美として買う場合は、それが本当に一番欲しいものなのかどうかをよく考える必要があるでしょう。妥協をした買い物は、満足感が低くなってしまうため、ムダ遣いになってしまうこともあるので注意が必要です。