レンジで簡単時短!目にもおいしい「三彩プルコギ」【調理家電でラク家事ごはん】

今月のテーマはすぐにつまめる“肉系おつまみ”!

ようやく人と会う機会を増やせそうな今日この頃。居酒屋で大騒ぎはできなくても、自宅や友人の家でおうち飲みをする機会は増えそうですね。そんなとき、おいしくて満足感のある、お肉を使ったおつまみがあれば、一層楽しい食事となりそうです。

そこで連載【調理家電でラク家事ごはん】の2021年12月では、電子レンジで手軽に作れる肉系おつまみのレシピをご紹介します。教えてくれたのは、電子レンジ料理研究家としてテレビ、書籍、Webなどで活躍しているタケムラ ダイさん。一見手間がかかりそうな料理もレンジで驚くほど簡単に作れて、その上おいしく仕上がります。

調理時間:約25分

第1回は、ピーマンとパプリカを使った色鮮やかなひと皿、ふんわりと香るごま油の香りで食欲が増す「三彩ビビンバ」です。

「三彩ビビンバの味付けのポイントはウスターソースを使うことです。ウスターソースには野菜の旨みがたっぷり含まれているので、少し加えることで味に深みを出すことができますよ。お酒のおつまみとしてだけでなくご飯にも合うので、うちの子どもにも大人気の味付けです」

材料(2人分)

・牛こま肉……150g
・ピーマン……1個
・赤パプリカ……1/2個
・黄パプリカ……1/2個
a. ウスターソース……大さじ2杯
a. コチュジャン……大さじ2杯
a. オイスターソース……大さじ1杯
a. ごま油……大さじ1杯
a. 砂糖……大さじ1杯
a. 酒……大さじ1杯
a. にんにくチューブ……1cmほど
・白いりごま……大さじ1杯

作り方

1. 野菜を切り、食材の準備をする

ピーマンと2種類のパプリカは、ヘタと種を取ってから縦5mm幅の薄切りにします。牛肉はほぐしておきます。

「ピーマンとパプリカをこのくらいの幅に切っておくと、火を通したあともシャキシャキとした食感が残ります」

「牛肉は、くっついたまま加熱するとそのまま固まってしまうので、加熱前に軽くほぐしておきましょう」

2. 合わせ調味料を作る

器に(a)の材料を入れ、合わせ調味料を作ります。

「野菜から水分が出るので濃いめの味付けにしています。オイスターソースを入れると料理にコクが出ますよ」

3. 食材と調味料を合わせる

耐熱ボウルに1の野菜と肉を入れ、2の合わせ調味料を加えて揉み込んだら、ラップをかけて常温に15分ほど置き、味を馴染ませます。

「全体に均一に味が馴染むよう、揉み込んでください。常温に置いたほうが味が馴染みやすく、15分くらいなら食材が傷む心配もありません」

4. 電子レンジで加熱する

ふんわりとラップをかけ、電子レンジ600Wで4分加熱します。

一度取り出してかき混ぜ、さらにラップをして3分加熱して混ぜ、肉にしっかり火が通っていることを確認します。

「一度取り出して混ぜることで、食材にムラなく火を通せますよ。電子レンジの機種によって、同じワット数と時間でも火の通り方が違いますので、ご使用の機種に合わせて調整してください。

ちなみに、レンジ加熱後、容器にかけたラップを手前から取ると、蒸気でやけどをするおそれがあります。必ず奥側から、自分とは反対側に蒸気を逃がすようにして取ってください」

5. 盛り付ける

器に盛り、白いりごまをたっぷりかけたら完成です。

「濃いめの味付けにしてあるので、タレは残して、野菜とお肉を盛り付けるようにしてください。仕上げに白炒りごまをかけると香りがプラスされて、見栄えもよくなりますよ」

お肉と一緒に野菜の食感も味わえるひと品

ピーマンとパプリカの色合いが見栄えよく、お肉の旨みとともに野菜の食感も楽しめる料理に仕上がっていました。しっかりした味付けとごまの豊かな香りで、ピーマンが苦手な方もおいしく召し上がれるのではないでしょうか。

「今回はおつまみということで、食卓映えするよう3色の野菜を使って色鮮やかに仕上げました。にんじんや玉ねぎなどお好みの野菜を使ってアレンジするのもおすすめですよ。野菜は細かく切りすぎないことが、火が通りすぎることなく食感を残しておいしく仕上げるポイントです」

リーズナブルな牛こま肉が、ほかの食材との組み合わせで華やかに食卓を盛り上げてくれるひと皿に。ごま油とコチュジャンの風味で韓国料理らしさが出て、マッコリや韓国焼酎のチャミスルなどが合いそうなおつまみです。野菜もしっかりとれるのがうれしいですね。

次回は「コーラで煮込む豚の角煮」