50代は食事の量が減り、食器も鍋も小さく。リアルな食卓の情景
50代になると老後を見据え、小さな暮らしを目指す人が増えています。ここではアラフィフの夫婦ふたりで暮らすミニマリストのブロガー・本多めぐさんが、食べるの量が減ってきたのを機に「食事」について考えてくれました。
50代の食事の量ってどれくらい?お徳用サイズをやめ、食器も調理器具も小さく
50代が近づき食事の量が減り、食べ物は小さいサイズがちょうどよくなりました。そんなアラフィフ夫婦の最近の変化と工夫をお伝えします。
●お徳用サイズは「得」じゃない
50代が近づき夫婦ともに食事量が減り、食べ物を買うときは量を控えるようになりました。
たとえば、ソーセージ、ギョーザ、チーズなどよく食べるものは大容量サイズを買って冷凍していたのですが、現在はなかなか減らず、冷凍庫の中でいつまでも場所をとっている状態に。
お徳用は安いけれど、消費するまで何か月もかかり、古くなってしまいます。
考えた結果、最近はいちどに食べる量を買うようになりました。
また、最近はコンビニやスーパーで、小さなお惣菜、漬物、豆腐などが一食分のミニパックが売られています。こちらがちょうど食べきれる量で低価格、逆にお手頃だと気づきました。
大量につくる場合は、素材を買って手づくりすると安く上がります。しかしちょっぴりしか食べないなら、光熱費や手間を考えたら買った方がお得なのです。
●食器も調理器具も小さく
若いころの夫は1.5人前を食べていましたが、現在は1人前でたりるようになりました。
結果、食器もワンサイズ小さめに変えました。大きすぎる皿は使わないので処分。また、大きなボウルや大きな鍋も、使う頻度が減りました。
大鍋は正月料理で使うため手放してはいませんが、ほとんど出番がなくなりました。
普段使いするのはフライパンと、片手鍋だけです。2人分の食事に大きな鍋は不要でした。カレーやシチューもフライパンでつくれます。
大きな鍋は出し入れが面倒ですが、フライパンは軽くて扱いがラクです。
体力が落ちても毎日料理は続きますよね。未来のためにも、調理器具は扱いやすさ優先で選びましょう。
●おやつは半分こがちょうどいい
食後のデザートは、夫婦で半分ずつ食べています。食後に少し「楽しみ」がほしいので、そのぐらいが適量なのです。その量でも心もお腹も満たされます。
この歳になると、甘すぎるお菓子はたくさんは食べられません。また、クロワッサンやデニッシュのような油っこいものは重たいので、半分がいい感じ。
どちらかというと、お菓子と一緒に楽しむ飲み物に比重をかけています。ちょっと高級なお茶やコーヒーがあると特別感が出ます。
●市販のサイズは適量じゃない
牛乳は1Lではなく500mlにしました。バターやジャムも小さめでたります。ドレッシングなど調味料は1本を使いきるまで時間がかかりますね。
そもそも、売っているサイズがアラフィフ2人には多いのです。たとえば、小分けになった鍋スープの素など、量を調節できるものが使いやすくて便利です。
今までの延長で、いつもの量の料理をつくると余ってしまう。そして料理が目の前にあれば、つい食べ過ぎてしまうことも。
適量を買い、適量をつくる。
つくるより買った方が安いものは、買って楽しむ。
50代はそんな見直しのときに来ていると思っています。