【海外発!Breaking News】突然の車両火災 爆発寸前の車から1歳、3歳の息子を助けた母親に称賛の声(英)
イギリスで母親と幼い息子2人が乗った車が炎上し、爆発する事故が起きた。車が炎に包まれていくなか1歳の息子のチャイルドシートがなかなか外れず「このままでは誰も助からない」と思った母親は、すでにシートが外れていた3歳の息子を車から放り投げたという。『The Mirror』『Birmingham Mail』などが伝えた。
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英ウェスト・ミッドランズのウォルソールに暮らすメリッサ・グラントさん(Mellisa Grant、27)は11月26日、ワトリングストリートを車で走行していたところ、助手席から突然発火した。車の後部座席には息子である3歳のブライダン君(Braidan)と1歳のブラッドリー君(Bradley)が乗っていたが、メリッサさんの咄嗟の判断により命は無事だったという。
メリッサさんはその時の状況をこのように振り返った。
「自宅近くの道路で、私たちは買い物に行くところでした。霜を取ろうと暖房を入れたら突然、助手席の足元から火が出たんです。私は後部座席にいた2人をチャイルドシートから降ろすのに必死でした。ブライダンのシートはすぐに外すことができたのですが、ブラッドリーのシートがなかなか外れなくて。でも車は炎に包まれていて『このままだと死んでしまう』と思い、咄嗟にブライダンを車から放り投げました。その後、ブラッドリーを引きずり出して何とか脱出することができました。ブライダンは『ママの車が燃えてる…』と言い続けていて、ブラッドリーは何が起きたかわからない様子でした。でも2人ともとても怖がっていました。」
その後、メリッサさんは息子たちを連れて近くの民家に駆け込み助けを求めた。その直後に乗っていた車は爆発したという。
メリッサさんは車の危険性を知ってもらうため今回の出来事を自身のFacebookに共有しており、11月27日の投稿にはこのように綴られている。
「ブライダンをチャイルドシートから降ろすことはできましたが、ブラッドリーを降ろすことはできませんでした。車は炎に包まれていたけどブラッドリーを残して逃げることはできず、ブライダンを投げ飛ばしました。車は今にも爆発しそうで、私は腕が折れてしまっても仕方ないと思い強く引っ張って、なんとかブラッドリーを引きずり出すことができました。」
「私は息子たちと一緒に近くの家に助けを求めました。私が叫んでいる間、車はすぐ後ろで爆発しました。999(緊急ダイヤル)に電話しながらその家の芝生に吐いてしまって、その家族が子供たちを見てくれていました。現場に駆けつけた夫のジェイム(Jaime)は私たちがまだ車の中にいると思い、助けようとフロントガラスを割って手を切ってしまいました。煙を吸ったため酸素が必要でしたが全員無事でした。でも震えが止まりません。」
「運転中に助手席から火が出たあの瞬間、このままでは死んでしまうと思ってブラッドリーを投げた瞬間が脳裏に焼きついて離れません。今は言葉になりませんが、自分も死んでしまうのではないかと思ったあの瞬間を忘れることはできないと思います。」
メリッサさんによると、車はちょうどその日に車検を受けたばかりだったといい、過去5年間は何の問題もなかったそうだ。また同じ車種「コルサ」で過去にヒーターからの発火によりリコールされたものがあったが、彼女の車はそれに該当していなかったという。
なおこのFacebookの投稿に、ユーザーからはメリッサさんの勇気ある行動を称えるコメントが多数寄せられている。
「あなたが子供たちを救うためにその瞬間にしたことは正しく、どの親でも同じことをするでしょう。みんなが無事で生きていることがとても嬉しいです。それが一番大事なことだから。」
「恐ろしい経験をしましたね。あなたと子供たちが無事で何より。」
「よかった。あなたのおかげで全員無事だったんですね。早く元気になるよう祈っています。」
「勇敢なお母さん、あなたは素晴らしいです。」
「全員無事と聞いてとても嬉しいです。大変でしたね。あなたの判断は正しかったです。」
画像は『Birmingham Mail 2021年11月29日付「Walsall mum’s horror as Corsa catches fire and she rescues two young sons moments before ‘explosion’」(Image: Mellisa Grant)』『The Mirror 2021年11月29日付「Brave mum threw son, 3, from car just seconds before it ‘exploded’ into flames」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)
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英ウェスト・ミッドランズのウォルソールに暮らすメリッサ・グラントさん(Mellisa Grant、27)は11月26日、ワトリングストリートを車で走行していたところ、助手席から突然発火した。車の後部座席には息子である3歳のブライダン君(Braidan)と1歳のブラッドリー君(Bradley)が乗っていたが、メリッサさんの咄嗟の判断により命は無事だったという。
「自宅近くの道路で、私たちは買い物に行くところでした。霜を取ろうと暖房を入れたら突然、助手席の足元から火が出たんです。私は後部座席にいた2人をチャイルドシートから降ろすのに必死でした。ブライダンのシートはすぐに外すことができたのですが、ブラッドリーのシートがなかなか外れなくて。でも車は炎に包まれていて『このままだと死んでしまう』と思い、咄嗟にブライダンを車から放り投げました。その後、ブラッドリーを引きずり出して何とか脱出することができました。ブライダンは『ママの車が燃えてる…』と言い続けていて、ブラッドリーは何が起きたかわからない様子でした。でも2人ともとても怖がっていました。」
その後、メリッサさんは息子たちを連れて近くの民家に駆け込み助けを求めた。その直後に乗っていた車は爆発したという。
メリッサさんは車の危険性を知ってもらうため今回の出来事を自身のFacebookに共有しており、11月27日の投稿にはこのように綴られている。
「ブライダンをチャイルドシートから降ろすことはできましたが、ブラッドリーを降ろすことはできませんでした。車は炎に包まれていたけどブラッドリーを残して逃げることはできず、ブライダンを投げ飛ばしました。車は今にも爆発しそうで、私は腕が折れてしまっても仕方ないと思い強く引っ張って、なんとかブラッドリーを引きずり出すことができました。」
「私は息子たちと一緒に近くの家に助けを求めました。私が叫んでいる間、車はすぐ後ろで爆発しました。999(緊急ダイヤル)に電話しながらその家の芝生に吐いてしまって、その家族が子供たちを見てくれていました。現場に駆けつけた夫のジェイム(Jaime)は私たちがまだ車の中にいると思い、助けようとフロントガラスを割って手を切ってしまいました。煙を吸ったため酸素が必要でしたが全員無事でした。でも震えが止まりません。」
「運転中に助手席から火が出たあの瞬間、このままでは死んでしまうと思ってブラッドリーを投げた瞬間が脳裏に焼きついて離れません。今は言葉になりませんが、自分も死んでしまうのではないかと思ったあの瞬間を忘れることはできないと思います。」
メリッサさんによると、車はちょうどその日に車検を受けたばかりだったといい、過去5年間は何の問題もなかったそうだ。また同じ車種「コルサ」で過去にヒーターからの発火によりリコールされたものがあったが、彼女の車はそれに該当していなかったという。
なおこのFacebookの投稿に、ユーザーからはメリッサさんの勇気ある行動を称えるコメントが多数寄せられている。
「あなたが子供たちを救うためにその瞬間にしたことは正しく、どの親でも同じことをするでしょう。みんなが無事で生きていることがとても嬉しいです。それが一番大事なことだから。」
「恐ろしい経験をしましたね。あなたと子供たちが無事で何より。」
「よかった。あなたのおかげで全員無事だったんですね。早く元気になるよう祈っています。」
「勇敢なお母さん、あなたは素晴らしいです。」
「全員無事と聞いてとても嬉しいです。大変でしたね。あなたの判断は正しかったです。」
画像は『Birmingham Mail 2021年11月29日付「Walsall mum’s horror as Corsa catches fire and she rescues two young sons moments before ‘explosion’」(Image: Mellisa Grant)』『The Mirror 2021年11月29日付「Brave mum threw son, 3, from car just seconds before it ‘exploded’ into flames」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)