冷蔵庫は、中身が見えて取り出しやすい収納を心がけたいもの。ボックスを使って分類している人は多いですよね。いろいろなメーカーから専用商品が出ています。「いろいろ試してこれがいちばん!」と整理収納のプロが愛用しているアイテムとは? 今回ご登場いただくのは、鹿児島の整理収納アドバイザー、サチさんです。

冷蔵庫の収納はセリアのKiReiシリーズのボックスがベスト

冷蔵庫の収納ボックスの定番といえば、白いボックス。真っ白のボックスとボトルで統一された冷蔵庫内は美しいですが、なにがどこにあるか一目でわかりにくいというデメリットもあります。

セリアのボックスが冷蔵庫で使いやすい!<写真>

「目的のものをサッととり出すためには、ラベルを読むより目で確認したほうが早いです。半透明なら、中身がうっすら見えて便利。半透明のボックスがたくさん出ている中で、今はセリアのKiReiシリーズが最もおすすめです」とサチさん。

KiReiシリーズはさまざまなサイズで展開しています。左のスリムは缶や紙パックの飲み物がぴったり収まるサイズ、真ん中のワイドは納豆や豆腐を立てて収納するのに適しています。どれも半透明で浅型なので、中身が埋もれてしまう心配もありません。

「横幅や高さに違いはありますが、奥行きはどれも30cm前後。一般的な冷蔵庫にぴったり収まるサイズなので、奥までスペースを無駄なく使えますよ」

冷蔵庫の奥は死角になるので、知らない間に賞味期限が過ぎてしまうなどフードロスが起こりがち。でも奥行きのあるボックスで管理すれば、引き出して使えるので見落としがなくなりそうです。

●取っ手で引き出せるから、奥に入れたものも取り出しやすい!

さらにこのKiReiシリーズがほかのボックスと違っているのは、取っ手つきであるということ。

「整理トレーや、持ち手に穴があいたボックスでももちろんいいのですが、取っ手があると引き出しやすい! 出し入れがさらに快適です。見えにくい冷蔵庫上部に入れたものはなおさら。食材整理や料理はとにかく動作が多くなってしまうので、ボックスをスーッと引き出してスムーズに取り出せるとかなり時短になります」

KiReiシリーズは冷蔵庫収納に特化してつくられているので、幅や奥行きもぴったりハマって冷蔵庫がすっきり。

「もうひとつ、私が気に入っているポイントは両サイドに隙間があいていることなんです。冷蔵庫はたくさんものを入れすぎると冷気の循環が悪くなりますが、このボックスを使えば、冷気循環が遮られるのを少しでも防ぐことができそうです」

スペースが限られている冷蔵庫は、整理収納の見直しに手がつけやすい場所。サチさんのボックス活用術、ぜひ参考にしてみてください。