年齢を重ねるにつれて、体系が変化して持っている服が似合わなくなってしまったり、長年買い集めた服を捨てられずに衣替えが大変だったりしていませんか。ESSEonlineでは、そんな悩みを解決してくれる、50代の方のクローゼットの収納や服の持ち方の記事が人気です。ここでは、「50代のクローゼット」の記事を厳選してお届けします!

迷わないクローゼットなら、服選びも衣替えもラク

すっきりと整ったクローゼットに憧れつつも、実際は服がパンパンで着たい服を見つけられずに、結局同じ服を着てしまっていませんか。長年買い集めた服の収納法や手放し方を聞いてみました。

●クローゼットに持ちものを全部保管!常にすっきりをキープ

すぐにパンパンになってしまうクローゼット。中身を把握できず、アイテムが増えていけば悪循環に…。

ブロガーの中道あんさんは、クローゼットにすべての持ちものをすっきり納めているそう。

持っている服は60着ほど。数を把握することで、自分にとってちょうどいい量を把握できます。足りないものは足せばいいし、多すぎると感じたら、罪悪感なしに処分できます。

クローゼットに持ちものを全部保管しているので、衣替えの必要はありません。ですが、季節ごとに袖を通さなかった服を見直すことにしています。

●「今日着る服がない」悩みを解消した服選びの秘訣は?

「服はあるのに、今日着る服がない」と思ったことはありませんか? クローゼットには長年買い集めた服がいっぱいあるのに、どれもしっくりこなくて着る服がない。

ライフオーガナイザーの下川美歩さんは、50代からの服選びは機能性素材を選ぶことで「着る服がない」という悩みを解決。

トップスは汗ジミ防止素材、ボトムスは速乾素材、ジャケットも洗える素材に。

これで「服はあるのに、今日着る服がない」悩みは解消です。

●迷わないクローゼット。「今」の自分を軸に見直そう

年齢を重ねるごとに「昔着ていた服が似合わない」「新しい服を買ってもしっくりこない」など“コーディネート迷子”になったと感じることはありませんか?

自身もアラフィフ世代で、一時コーディネート迷子になっていたという、収納アドバイザーの小林志保さんに、50代からの服選び・クローゼットづくりのコツについて教えてもらいました。

まず、服選びに時間がかかってしまういちばんの原因は、クローゼットの中が乱雑で自分が着たい服が見つからないことにあります。

時間がかかってでも今の自分に必要な服を残し、それ意外は手放して、見通しのいいクローゼットにしてみましょう。もっている服の量が減ると、服選びがぐんとラクになると思います。

●「コンパクトクローゼット」のつくり方。服と一緒に手放すべきもの

好きな服だけを収納してすっきりと心地よく保ちたいけれど、つい服や小物がぎゅうぎゅうづめになったり、物置きのようになりがちなクローゼット。

50歳を前に服のもち方やクローゼットのあり方を見直し、コンパクトで使いやすいクローゼットづくりを実現した、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美さんにクローゼットづくりのコツを教えてもらいました。

子どもの頃は、タンスにたたんで片づけるのが当たり前でしたが、そもそもたたんで収納するという方法は、着物収納の名残りのように思います。

クローゼットというシステムがまだなかった頃と、クローゼット収納が中心になった今では違って当たり前なのでは? そう思い、すべてつるす収納にしてみたところ、スペースに合わせてもてる服の数が限られはじめ、

・増えすぎが予防できる

・持っている今着られる服が把握しやすい

・不要な服にもすぐ気づくようになった

というメリットが発生し、簡単にきれいが続くクローゼットになりました。

●服を「捨てられない人」の解決策も!

「クローゼットは、自分の性格と目指すゴールによって、向いている収納が違うんです」と話すのは、整理収納アドバイザー加藤ちえさん。

50代になり、服を厳選してもつことの大切さを実感中。忙しくて身支度に時間をあまりかけられない人にはハンガー収納がおすすめなのだそう。

「ハンガーに掛けて並べておけば、クローゼットをあけた瞬間にすべての服が見えます。コーデ選びも簡単! 取り出しやすいのもメリットです。たたみジワがつかないので、シワのばしやアイロンがけなどもほとんど必要ありません」

唯一、デメリットとして挙げられるのがスペースの問題。

服の数が多い人、どうしても減らせない人にハンガー収納は向いていません。少し手間はかかりますが、たたんで収納するほうがたくさん入ります。