ESSEonlineではセックスレスに悩む読者を取材。今回は、「夫が嫌いになったわけではないけれど、子どもを産むにはリミットもあるから…」と現在、離婚を視野にいれて考えているという早苗さん(仮名・30代前半)にお話を伺い、体験談を漫画化しました。

夫(30代後半)とは1年以上セックスレスの状態。前回は、怪しい夫のスマホをのぞき見ると、元カノとイチャイチャしたやり取りが。今回、早苗さんはある決断をします。

セフレと遊んだり不倫する女性の気持ちがわかる

客観的に見て、女としての魅力がないのかなと悩んでしまった時期もありました。だから、仕事先の同僚や男性の知人から、からかう感じで多少の好意を感じると、冗談だとわかっていてもキュンとしてしまいます。そしてそんな気持ちにさせてくれることすら、ありがたいなと思ってしまいます。

女として廃れていないかの確認で気持ちを引き立てなければならないほど自信をなくしていました。
『昼顔』というドラマがありましたが、浮気やセフレなど、夫以外の男性によろめく主婦たちの気持ちがわかります。

●同世代の女性たちの妊娠・出産・子育て。すべてがうらやましい

結婚する前から2人以上子どもを産みたいと話をしていたにも関わらず、一年以上に及ぶセックスレス。次第に、ほかにもいろんなことが重なって、離婚しようかな…と考えることも増えていきました。夫もたぶん別れが近いことをなんとなく感じていると思います。

同級生でも若いうちに授かり婚したカップルは、当時は周囲にいろんなことを言われたりもしていたけれど、私から見ればとても効率的だと思うし、すごくうらやましいです。

●不妊治療を始めようと思った矢先にコロナが流行

夫も子どもは好きで、ほしいと言っていたので、一緒に不妊治療を始めようとも話していました。しかし、コロナ禍のゴタゴタでなかなか一歩が踏み出せず。

人工授精もセックスレスのカップルのためにあるわけではないんですよね。不妊治療をされている人の話などを調べてはまた落ち込んでしまいました。

なんでセックスしないと子どもが生まれないのだろうと生命の誕生する仕組み自体に八つ当たりをしたくなります。

●人生のリスタートをきるリミットを逆算してみた

年配の女性から「子どもいいわよ! 早く産まなきゃ! 若いうちがいいわ!」などと価値観を押しつけられると、たとえ悪意がないとわかっていても、夫とのセックスレスの現実を思い出してしまってどっと疲れてしまいます。

夫と離婚して、私はまたどこかへ引っ越して就職をする。そして一緒に子育てができるような結婚相手を見つけて再婚! という目標ができました。30代のうちにこれを実行できるのか、今日も楽しくあれこれ計画しています。

もう夫はあきらめました。優先順位は夫との結婚生活維持よりも子どもを授かる人生。子どもを産める年齢的なリミットを考えると、早い方がいいですよね。

 

どこかすがすがしいような気持ちで、人生の再出発を決意した早苗さんのケースでした。

次回は、ワンオペ育児のせいで義実家で同居。セックスレスになった理名さんのケースを漫画化。12/1公開予定ですので、ぜひご覧ください!