【ムラタ、ヒマラヤでヒマラヤに行くって!? Vol.2】なぜ、いまバイクなのか？（ピックアップ）
『RIDE HI』営業担当のムラタ（40歳）が、バイクの教習所に通い始めた。
とりあえず免許取ってみるか！ と、普通二輪免許の取得から始まった日々の戯言。
ちなみにヒマラヤとは、ロイヤルエンフィールドのアドベンチャーモデルのこと。
排気量は411cc。このたった11ccのために、大型免許取得への道は始まった……。
バイクじゃなくてもよかったのかもしれない
ひょんな縁でバイクメディア『RIDE HI』に関わるようになったわけだが、自分がバイクに乗るということをあまり意識したことがなかった。
それは、バイク愛が自分にはないことが分かっていたから。これは何事においても興味の範囲はかなり広いが、その分飽き性でもある自分の性質も大きい。（おかげさまで、編集やライターという仕事においては、これまで本当にいろんな経験をさせてもらったと思う。）
御年73歳でいまだに「バイクが上達している」と豪語する根本然り、21歳からバイク雑誌一筋で編集者人生を歩んできた小川然り……。こんなにバイク愛が深い&乗るのも上手な人たちの前で、「バイク乗ってみよっかな」なんて言うには、もうちょっと大きな何かがないといけないような気がしていたようにも思う。
そんなとき、2020年11月に開催された耐久茶屋に、RIDE HI RACINGがカワサキNinja ZX-25Rで参戦。レースの合間に、元世界GPチャンピオンの原田哲也さんに急遽インタビューすることになった。
その時の様子は、ぜひこの記事をチェックしてみて！
「RIDE HI RACING始動！原田哲也さんを起用し、ZX-25Rで耐久茶屋に参戦。筑波に250cc/4気筒の咆哮轟く！ Vol.1」
「RIDE HI RACING始動！原田哲也さんを起用し、ZX-25Rで耐久茶屋に参戦。筑波に250cc/4気筒の咆哮轟く！ Vol.2」
ここで正直に白状しておくと、この時点で原田さんがどういう人なのか分かっていなかった。が、お話はとてもとてもおもしろかった。
18歳でプロになり、レースの世界に触れたと同時にバイクが嫌いになったこと。1993年、世界GPにフル参戦して、デビューイヤーにチャンピオンになったこと。2002年の引退後は、10年近くバイクに乗っていなかったこと。バイクに再び乗るようになって、いまバイクがとても楽しいこと。
俄然、“原田哲也”という人生に興味が沸いたのはもちろんのこと、耐久茶屋でその走りを見て、美しいなと惚れ惚れしたのだった。人とマシンが一体となって、滑るようにコーナーを抜けていく様子は本当に本当にきれいだった。
その日からYouTubeやWebで“原田哲也”と検索。あらゆる動画を見て、インタビューを読んだ。そうして、思ったのだった。バイクに一度は乗ってみたい、かも？と。
恐れ多くも、元世界GPチャンピオンに感化されたわけだが、もちろんあんな風に乗れるようにはなるとは露とも思わず。もちろん、サーキットを走りたいとも思っていない。強いて言うと、バイクというものに一度は触れてみたいという興味心が大きくなった感じだ。
そんなこんなで様々な要因が重なって、口火を切ったムラタのバイク人生。とってもライトな好奇心からスタートしたのだが、まさか教習生活で久しぶりに人生の挫折？を味わったというのは、もう少し先の話……。続きは乞うご期待？！
バイクに関してお手伝いできることはなく、とりあえずレース中は背後から元世界GPチャンピオンとマジカルレーシングの蛭田さん（もうすぐ70歳！）を静かに見つめる
とりあえずヘルメットとグローブは必要よね！と、準備を始める。とはいえ、ヘルメットは編集長・小川のものを拝借。自前で用意しない、この時点で私のバイク熱が中途半端に上がりきっていないことがよく分かる
