東京パラリンピックで男子が銀メダルを獲得し注目を集めた車いすバスケットボールを通して障がいがある人たちへの理解や思いやりの心を育んでもらおうと25日、壬生町の小学校で体験教室が開かれました。

この体験教室は壬生町社会福祉協議会が町内の小学校で毎年開いているもので今年で20年目を迎えました。

この日は藤井小学校の4年生から6年生17人が車いすバスケを体験しました。

講師は全国脊髄損傷者連合会栃木県支部の支部長で車いすバスケの元選手佐々木清美さんが務め児童たちに車いすの乗り方やボールの運び方を指導します。

車いすに乗った児童たちは自分が思ったようには方向転換ができなかったりボールが飛ばなかったりと自分の足で競技しているときとの違いを感じているようでした。

それでも互いに助け合いながらパスでボールをつないでシュートが決まると児童からは自然と笑みがこぼれていました。

佐々木さんは児童たちに通路に段差があると車いすでは通りにくいことやスーパーなどでは高い所の商品に手が届かないことなど日常生活で不便に感じることを交えながら互いに助け合って生きることが大切だと話しました。