衆院選の候補者の横顔や公約、人柄を紹介する「候補者の履歴書」です。

栃木2区は宇都宮市と栃木市の一部に鹿沼市、日光市、さくら市、塩谷郡と最も広いエリアです。

前回4年前は、立憲の前職が無所属で出馬し当選、前々回は当時の民主党から出馬し当選と保守王国栃木でも唯一自民の議席がない選挙区です。

自民党・新人の五十嵐 清候補(51)は18歳で政治家を目指してオーストラリアのボンド大学に入学。

その後、茂木敏充外務大臣などの秘書を経て33歳で県議会議員に初当選。

今回は西川 公也氏の勇退を受けた公募で選ばれ「二区一新」を合言葉に当選を目指します。

県議会議長や県連の政調会長を務めた政策通。

「責任政党の自民候補としてしっかり仕事をしたい」「特に新型コロナの流行を収束させ経済や産業を強くすることが必要」と表情を引き締めます。

現在は日光市にひとり暮らし。癒しの時間は4歳の秋田犬、豪との散歩で、「2区のために働く」と退路を断って臨みます。

立憲民主党の前職、福田昭夫候補(73)。

旧今市市の職員から43歳で市長に。

52歳で知事選に挑戦し、5期目を目指した現職と一騎打ち。劇的な勝利で当選を果たしました。

その後、当時の民主党から国会議員に転じ、保守王国の栃木で唯一の野党の議席を守り続けています。

政治生活は30年を超え、「国民を苦しめるような税はだめ、分厚い中間層を復活させる」と消費税率の5%引下げなどを提案。

座右の銘は今市地区で生涯を終えた二宮尊徳の「積小為大」でこの国のための挑戦を続けます。