11日に行われた自転車ロード・JCLのレース中に宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之選手がスポーツマンシップに反する行為があったとしてチーム運営会社が14日、阿部選手に対し2レース出場停止などの処分を行い謝罪しました。

ブリッツェンの運営会社によりますと山口ながとクリテリウムのレース中、残り15周で6位以下の選手が打ち切りになった後もコース上に選手が残っていたことに対し、阿部選手が感情の高ぶりから自分のボトルを路上に投げつけてしまったということです。

運営会社は本人とも話し合い、プロ選手としてあるまじき行為で、さらに事故につながる危険なものであるとして、阿部選手を10月に行われる2つのレースの出場停止と山口ながとクリテリウムで獲得した賞金の返還の処分を行いました。

リーグ側には今回の処分を13日に伝えたということです。

一方で今回のレースはコースが狭く選手の誘導などに問題があったことから、ブリッツェンをはじめすべてのチームとリーグ側がレース終了直後に話し合いを行いコース設定や運営面での改善を求めたということです。

ブリッツェンの運営会社の柿沼章社長は「運営面での課題と阿部選手の行動は全く別のものであり阿部選手の行為は運営会社として深く反省している。競技を見てくれる人の夢を壊さないようプロとして、1社会人として今後このようなことのないようにしていきたい」と話しました。