栃木県内の8日までの1週間の感染状況をまとめました。1週間の新規感染者の合計が1,000人を下回るのは4週間ぶりです。

県内では9月2日から8日までの1週間で744人の感染が発表されました。

前の週より375人減り、4週間ぶりに1,000人を下回りました。

感染の第5派のピークからは減少傾向にあります。

居住地別にみますと、栃木市が149人、宇都宮市が148人、小山市が140人、佐野市が81人、足利市が51人で県南エリアが多くなっています。

年代別で最も多いのが20代で161人でした。

また、20代から50代の働く世代では全体の6割以上を占めています。

続いてクラスターの発生状況です。8日までの1週間で5件のクラスターが確認されました。

このうち3つは事業所で2つは保育施設です。いずれも感染対策不足が原因とみられています。

警戒度レベルの判断基準となる7つの指標を見てみますと、8日時点で病床使用率や入院率など4つの指標が最も深刻なステージ4の範囲に入っています。

病床使用率は52.5%、入院率は22.2%、人口10万人あたりの全療養者数は56.3人で、医療提供体制に危機的な状況が続いています。

自宅療養者数は8日現在で589人と1週間前と比べて500人近く減りました。

ワクチンの接種状況は7日時点の県のまとめによりますと、栃木県における接種状況は1回目の接種率が48.27%で全国46位、2回目は37.88%で全国45位でした。

県は大規模接種会場を9月下旬以降新たに6カ所設置し、ワクチン接種を加速化させる方針です。