政府は栃木県を含む21の都道府県に発令している緊急事態宣言の期限の延長や対象地域について19の都道府県で延長する方針を固めました期間は今月30日までとみられます。

福田富一知事:「いかなる事態になっても対策しっかりしたい」

栃木県の緊急事態措置の期間は当初の予定では9月12日までです。

医療体制の危機的な状況が続いていることなどから福田知事は7日、菅総理大臣あてに期間の延長を求める要請書を提出しました。

そして、政府は緊急事態宣言について宮城と岡山以外の19都道府県について延長する方針を固めました。期間は今月30日までとみられます。

8日に開かれた会見で福田知事は緊急事態措置の延長の有無にかかわらず13日以降の方針について聞かれると次のように答えました。

福田知事:「緊急事態宣言延長なら同程度の取り組みを強化していく。一刻も早くまん延防止も含め脱出できるようステージ2への移行を目指していきたい」

緊急事態宣言をめぐっては8日に開かれた政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会で病床の使用率が50%を下回り重症や中等症の患者の数が減少傾向にあることなどを条件とした解除の基準案をまとめています。

県は9日、国の正式な発表を待って対策本部会議を開き、対応を協議するとみられます。