お金との上手な付き合い方について高校生に学んでもらおうと4日、宇都宮市の高校で講座が開かれました。

この講座は生きていく上で欠かせないお金についての理解を深めることで、自立した社会人を育てようと栃木県銀行協会と宇都宮短期大学附属高校が連携して毎年開いているものです。

今回のテーマは金融商品の基礎知識で、情報商業科の2年生およそ100人が参加しました。

例年は生徒たちが話し合いながら進めるグループワークの形をとっていましたが、今年は新型コロナウイルスの感染防止対策で広い講堂で密を避けて行われました。

講師は足利銀行の担当者が務め、人生のさまざまな場面でどのくらいのお金が必要になるかや金融の基礎知識についてクイズ形式で分かりやすく説明しました。

金融に関する理解度を把握するために行った2年前の調査で栃木県は正答率が47都道府県中45位で、トラブルにあった人の割合が高い傾向にあるといい、生徒たちは熱心に耳を傾けていました。