いつも時間に追われている気がして余裕がもてない…と日々感じていませんか? アイデアを駆使してゆとりをうみ出す整理収納アドバイザー・水谷妙子さんの暮らしは、すぐに取り入れられるヒントがつまっています。


水谷妙子さん

「好き」と「苦手」の物差しで家事を整理して自分時間をつくる



整理収納アドバイザーとして多忙な日々を送ると同時に3児の母親でもある水谷さん。第一子出産後、産後ノイローゼぎみになった経験から、自分の心身の健康を最優先に考えるように。今では、家事のハードルをなるべく下げて、ひとりで抱え込みすぎないことを意識しています。

「すべての家事に同じように時間をかけなくてもいい。自分の好きなこと、苦手なことを整理したうえで、苦手な家事にはできるだけ手間と時間をかけないよう、徹底的に考えて工夫を凝らします」

●時間使いのMyルール



(1) 「○○すべき」に縛られず完璧は求めない!


テレビや雑誌で見る「家事はこうすべき」にとらわれず、効率や自分に合う方法を優先。
「時間内に終わればクオリティは7〜8割でOK。家族にも自分にも完璧を求めません」

(2) 苦手な家事はあらゆる工夫で限りなくストレスゼロに


苦手な家事は無理にがんばらず、グッズに頼ったり工程を見直したり。
「たとえば私はリンゴの皮を包丁でむくのが好きではないからピーラーを使用。これだけでストレス軽減!」

(3) ものや家族にまかせて手放すことで時間をつくる


食洗機などの家電に頼るほか、家族にまかせる家事も。
「ひとりですべてを抱え込まないという強い意志が大事。家族それぞれが力を発揮できるよう、日々観察や対話を重ねています」

●ミールキットをフル活用して夕食づくりは20分以内に!




「じっくり時間をかけて料理するのが苦手。夕食づくりは20分以内と決めています」。愛用しているのは具材と調味料が入った生活クラブのミールキット。

「2〜3人分でわが家には少なめなので、野菜や肉、魚をたして仕上げます。なにより献立を考えずにすむのが本当にラク!」

●盛りつけはテーブルで




夕食は具だくさんの主菜と海藻や乾物などを入れたみそ汁の一汁一菜。鍋ごとダイニングテーブルに置き、それぞれが食べたい量を自分でよそうシステム。

ほかにも、9月2日発売のESSE10月号
では、水谷さんの家族やものにまかせた家事の手放し方も紹介しています。こちらもぜひチェックを!





<撮影/林 ひろし 取材・文/ESSE編集部>

●教えてくれた人
【水谷妙子さん】



整理収納アドバイザー。夫、長女(8歳)、長男(6歳)、二男(4歳)の5人家族。片づけ講座などを行うほか、雑誌やテレビ、Webでも活躍中。近著に『無印良品ではじめる新しい習慣
』(扶桑社刊)